日中韓首脳のバイ会談に注目
Japan In-depth / 2019年12月25日 11時0分
▲写真 文大統領 出典:ロシア大統領府
恐らく韓国政府の発表に基づくものなのだろうが、この種の報道では「報じられていない」ことが最も重要な場合が少なくない。これまで中韓関係は在韓米軍へのTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備問題などでぎくしゃくしていた。これに触れていないということは、恐らく話は平行線に終わったということだろう。別に驚かないが・・・。
いずれにせよ、年内にも北朝鮮は何かを仕掛けてくるはずだ。もし、ICBM開発と核弾頭小型化を再開する(というか、元々止めていないのだから、再開もないのだが)、となれば、来年以降北東アジアは戦争でも平和でもない時代に逆戻りすることになる。日本もそろそろ腹を決める時が来ているのでは・・・?
〇 欧州・ロシア
先週のモスクワでプーチン大統領の年末恒例記者会見があった。日本では、北方領土問題は「引き分け」、中露軍事同盟には否定的、2024年の退陣を示唆、などといった記事が多かったが、海外の関心は別のようだ。例えばトルコでの報道が面白い。
・アメリカ上院がノルド・ストリーム2天然ガスパイプラインに対する制裁を含む国防予算を可決したことについて、大統領は「これは間違いなくロシアに対する非友好的な姿勢である。これは必ず両国関係に影響する。相互主義に基づいて制裁には対応する」と話した。
・ウクライナについても、「天然ガスをウクライナ経由で欧州に輸送することがわれわれにとってコストがかかるとしても、このラインを維持する用意がある。トルコストリームやノルド・ストリーム2といった天然ガスパイプライン・プロジェクトがあるとしても、ロシアの天然ガスをウクライナ経由で他国に輸送し続ける」と述べた。(TRT報道)
▲写真 プーチン大統領の記者会見 出典:ロシア大統領府
これだけを見ても、ロシアの動きを見るには、日本人特派員の日本語による記事だけでは不十分で、プーチン記者会見の全体をしっかり読む必要があることが分かるだろう。やはり国際情勢のフォローには「正確な公開情報を丹念に読み込むこと」が不可欠、安易な「極秘情報」に頼るのは邪道ということである。
〇 中東
サウジアラビアで裁判があった。昨年10月在イスタンブール総領事館でジャマール・ハーシュクジー(正確にはカショギではない)記者が殺害された事件で起訴された11人のうち5人に死刑判決が下されたという。だが、最大の問題は事件の首謀者とも噂されたムハンマド皇太子の側近たちの量刑だ。
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