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米でコロナ、ミニパニックも

Japan In-depth / 2020年3月9日 14時43分


写真)バイデン元副大統領


出典)Flickr ;Gage Skidmore


 


今週の詳細版では、米国とターリバーンのアフガニスタン和平合意について書く予定だ。未だ合意内容の詳細が不明なので早とちりは避けたいが、これって早い話が、1973年1月のベトナム和平に関するパリ協定と同様、米国の勝利なき、保証なき、一方的撤退合意ではないのか。やはり歴史は押韻するのか。


 


ちなみに同パリ協定では、すべての参加国が「1954年のジュネーヴ協定が承認したベトナムの独立・主権・統一性・領土を尊重する」こととなったが、北ベトナム軍の南ベトナム領域から撤退する義務が明確ではなく、実際1975年には北ベトナム軍がホー・チ・ミン作戦を開始、翌年には南ベトナム政府が無条件降伏する。今回はこれとどう違うのか。


 


〇アジア


 


習近平国家主席の訪日が揺れている。事務レベルの協議が進んでいないので、日中間で新たな政治文書をまとめるのは無理ではないかな?やはり延期だろう。


 


〇欧州・ロシア


 


英首相が噂されていた若い交際相手と結婚するという。それ自体は彼の勝手だろうが、その女性が反捕鯨問題の活動家であることがちょっと気になる。


 


〇中東


 


イランでコロナウイルス感染者が急増している。厳しい経済制裁下で十分な衛生環境を維持するのは容易ではなかろうが、これで反米感情は増々拡大するだろう。


 


トルコ軍とシリア政府軍の衝突が気になるが、シリアの裏にはロシアがいる。今週のロシアとトルコの首脳会談の結果次第ではEUに再び大量の難民が流入する。


 


〇南北アメリカ


 


米大統領選は今週3月3日のスーパーチューズデーで一定の方向性が見えてくるかもしれないが、バイデン候補とサンダース候補が拮抗しても、ブルームバーグ候補が善戦しても、民主党にとって何一つ良いことはない。今週民主党は正念場を迎える。


 


〇インド亜大陸


 


先週の米インド首脳会談は両首脳にとって実に美味しい「選挙キャンペーン」だった。CNNで見る限り、米国はインドとの連携アピールを優先し、貿易、関税、5Gなとの懸案は事実上先送りとなったが、トランプ氏にとってはこれで十分なのだろう。


 


 今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは来週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


 


(この記事は3月2日に書かれたものです)


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