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細川珠生が話す「明智光秀10の謎」

Japan In-depth / 2020年3月25日 18時0分

 


今回、歴史学者の本郷和人氏と本を出版するにあたり「歴史の見方を勉強した」と細川氏は述べた。明智光秀の本能寺の変はあまりにも有名だが、実は松永久秀や荒木村重も信長に対して謀反を起こしており、戦国時代では謀反や寝返りは良くあることだったと指摘している。細川氏はこうした時代背景にも関わらず明智光秀だけが悪人として語られることに「どこかで歴史の伝え方が間違われたのではないか」と問題提起した。


 


さらに細川氏は現在私たちが抱く義理・人情などの価値観は江戸時代に確立されたものであることに留意して歴史を見る視点や、戦国時代以前の鎌倉時代から人間社会の関係性がどのように変化したのか見る視点が著書には取り上げられており、「戦国時代に留まらない歴史の面白さを本郷先生が教えてくれる」とその魅力をアピールした。


 


明智光秀を主人公に描いた大河ドラマ「麒麟がくる」が現在放送されているが、安倍氏は何に注目して観ればより物語を楽しめるか尋ねた。細川氏は「光秀の前半生は資料があまりないので、どのような人生だったのか本当のところは分かっていない。事実ではなく物語として楽しんで欲しい」と前置きした上で、「光秀の前半生については色々な説があるが、今回のドラマはそれを全て上手く取り入れている」と評価した。


 


これに比べて、昨年細川氏が出版した『私の先祖 明智光秀』(宝島社)では数ある説の中から子孫である細川氏の考えを述べており、「この本を読んでドラマを観れば非常に良く分かるのではないか」と話した。


 


安倍氏は「時代背景をある程度長い期間で見て、明智光秀の謎に迫っていくということで本を読みながら、ドラマも合わせて楽しめるのではないか」と締めくくった。


 


(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2020年3月21日放送の要約です)


 


「細川珠生のモーニングトーク」


ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分


ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php


細川珠生公式HP http://hosokawatamao.com/


細川珠生ブログ http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/


 


 


トップ写真)©細川珠生


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