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豪、新型ウイルスで自宅待機

Japan In-depth / 2020年3月31日 1時0分

29日から、飛行機や船で帰国した人を対象に、ホテルなどの宿泊施設に14日間強制隔離する措置を実施。


そして、30日深夜から自宅での待機を強く要請。(生活必需品購入、医療・健康上の措置、集会条件に則った運動や必要不可欠な通勤・通学等を除く)


屋外で家族以外との集会は自分ともう1人の2人に制限し、遊び場、スケートボード場、屋外ジム等を閉鎖すると発表した。



▲写真 地元のコールズスーパーマーケット(Coles)出典:Japan In-depth編集部


 


■ 帰国者、続出


豪州は多国籍国家であると同時に、数多くの留学生やワーキングホリデー等で在留している人がみられるのが特徴的だ。


しかし、コロナウイルス感染者拡大防止のためステージ2の措置により、在留邦人にとっても非常に厳しい事態となっている。ほぼ全ての飲食店や施設が閉鎖されたことにより、仕事探しが困難なだけでなく、解雇された人も多い。よって職のない生活が6ヶ月ほど続く可能性がある。



▲写真 スターバックス(テイクアウトのみ営業)全テーブルと椅子が撤去された店内。 出典:Japan In-depth編集部


また、豪州航空会社バージン・オーストラリア(Virgin Australia)グループは国内線は27日深夜から、国際線は30日から6月14日まで運休すると発表した。同様に、カンタス航空、ジェットスターも5月31日まで国内線の50%及び国際線を全て運休するとしている。


フライトが次々とキャンセルされていく中で外務省は25日、ワーキングホリデーで滞在している在留邦人に向けて、不法滞在及び生活が困窮する前に帰国するよう強く呼びかけた。日本人に限らず、数多くの他国籍留学生がこれを機に一斉に帰国した。


 


■ 国民の意識


先日、シドニーのボンダイビーチは人が密集し問題となったが、国民の意識は比較的高いと言える。現在営業している数少ない商業施設等は非常に協力的であり、(1)まとめ買いをしないことと(2)社会的十分な距離をとることを、あらゆる方法で呼びかけている。



▲写真 地元のスーパー。レジに並ぶ際、他人との距離を保つためにつけられた目印。 出典:Japan In-depth編集部


また、必要以上に神経質にならず帰宅時できるだけリラックスできるよう、入り口に手洗い場を設置する等の工夫をしている家庭もみられる。



▲写真 入り口付近に設置された手洗い場。 出典:Japan In-depth編集部


人口密度が低い豪州でも、ひとりひとりがこの程度の危機感を持っている。外出者がまだ多くみられる日本でも、これ以上感染者が急増しないことを願うばかりである。


 


参考)


https://www.health.gov.au/


https://www.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html


トップ写真:買い占めで空になったスーパーマーケットのパスタコーナー メルボルン 2020年3月9日 出典:Photo by Christopher Corneschi


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