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「Wi-Fi環境や端末の整備を加速」柴山昌彦衆議院議員

Japan In-depth / 2020年4月21日 1時34分

「Wi-Fi環境や端末の整備を加速」柴山昌彦衆議院議員


細川珠生(政治ジャーナリスト)


「細川珠生モーニングトーク」2020年4月18日放送


Japan In-depth編集部


 


 


【まとめ】


・Wi-Fi環境が備えられない家庭に対して通信環境を提供する。


・IT端末の整備も加速させる。


・自宅で過ごす児童生徒やその保護者への支援にも力を入れる。


 


緊急事態宣言の発令に伴い該当する地域のほとんどの学校では5月6日まで休校が続いている。今回は前文部科学大臣、現在は自民党政調会長代理である柴山昌彦衆議院議員を迎え、早急な教育の対策について聞いた。


細川氏は「学習の空白を作らないことが非常に重要。そのためにもリモート授業を受けられるようにするために、整備を早急に進めないといけないが、Wi-Fi環境が整備できていない家庭も多い。国の対策はどうか」と聞いた。


それに対し、柴山氏は「今回の新型コロナウィルス感染症拡大で、学校が臨時休校が長期にわたっても、子供たちが家庭で学習できる環境を整備していくことが必要になる。特に子供の学びの保証と教育の機会均等ということで、経済的な理由でWi-Fiが備えられないという家庭に対しても通信環境を提供することが必要になる」と述べた上で、モバイルルータ―を学校経由で各家庭に貸与するため147億円を補正予算に計上したことを明らかにした。


それにより、今後様々な学習場面でのICTの活用がはかられるほか、所得が必ずしも十分ではない家庭でも家庭内学習ができるようになる、と期待感を示した。


細川氏はパソコン・タブレット等の機器について、「昨年末にまとめられた経済対策では配布が完了するのに約3年間を見込んでいたものを、この1年で実現することになったようだが、どのような方法で行き渡るようにするのか」と聞いた。


それに対し柴山氏は「当初は令和元年補正予算案では小学校5年生6年生、それから中学校1年生に対して端末の整備をする予定だったが、今回、全ての子供が端末を使うのが当たり前の社会を実現していくことが求められている」と述べ、端末整備を加速させる考えを示した。


今回補正予算に1人1台端末早期実現の予算を2000億円近く計上されている。


続いて細川氏は「私が一番心配しているのは子供たちの家に閉じこもっている時間が非常に長くなっていることだ。子供たちの心理面のサポートに関して何か対策はあるのか」と聞いた。


柴山氏は「自宅で過ごす時間が長くなるとやはり生活リズムの乱れ、あるいは健康管理の難しさ、ストレスなどの悩みが生じてくる」として、教育委員会や学校が、必要な対応を講じていくことが必要だとの考えを示した。


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