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トランプ“目の敵”人物図鑑 その2 ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモ

Japan In-depth / 2020年5月1日 18時0分

さらに、その緊急事態管理庁がニューヨーク州やその他カリフォルニア州やワシントン州の州知事と張り合って、各州に運搬される途中のPPE物資の差し押さえまでやっていたことがわかっている。トランプがこんな意地悪をするのも、これらの青い州でこの秋行われる大統領選挙で決してトランプが選ばれることはないとわかっているからだ。


このケンカはSNS上でも展開され、クオモ州知事が記者会見中に「文句ばかり言ってないで仕事したらどうだ」とトランプがツイートしたかと思えば、クオモも「今この昼間にテレビで私を見ているぐらいなら、そっちこそ腰を上げて仕事したらどうだ?」と混ぜっ返す一幕も。


さらにはニューヨーク市内のコンベンションホールに準備したベッドがCovid-19の感染者にほとんど使われていない状況について、トランプがこれをなじると、クオモも負けずに、それはトランプが命名したホワイトハウス側の対策チームによる予測で講じた対策で「あなたの言う通りにしたのが愚かだと言うなら、申し訳ありませんねぇ」と皮肉を言った。


さらにトランプが「こうやって施設も設備も送っているのに感謝が足りない」というツイートに対し、「どうすればいいんですか?花束でも送るとか?大統領としての仕事をしてくださってどうも。その経費もあなたが個人で出したわけではないですが、そりゃどうもありがとうございました」と返した。



▲写真 トランプ大統領 出典:Flickr; The White House


大統領再選への材料として、どうしても夏には国内のコロナ禍を収束させ、経済を上向きにしたいトランプは、十分な検査もなされず、これからニューヨーク州以外の地方にも感染が広がっていくのを承知で、自分には各都市のロックダウンを解除する大統領権限があると、ハッタリをかましたが、クオモは「この国に王様はいない」と政治覇権を争っている時ではないと一刀両断。そこで険悪な空気になるかと思えば、クオモ州知事がホワイトハウスに出向いて、PCR検査の強化について合意するなど、クオモ知事もケンカを売られているのはわかっているが、州民を守るために懸命だ。


一方のトランプは、最近の記者会見で「消毒液を飲めば、体内のウィルスも退治できるんだろう? 紫外線を体内に当てるのも有効らしい」と国民が真に受けて命を落としかけない爆弾発言をかまし、ひんしゅくを買っている。


トップ写真:アンドリュー・クオモ知事 出典:Flickr; Delta News Hub


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