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対中強硬クルーズ米上院議員に注目

Japan In-depth / 2020年5月6日 7時0分

クルーズは有志議員と協調の下、現に議会に様々な対中制裁法案を出している。その中には、中国で上映される際、中身を共産党政権の圧力で改変するようなハリウッド映画会社には、今後軍事シーン撮影で国防総省の協力を許さないといったユニークなものもある。


登場人物の服にプリントされた国旗群から日本と台湾の国旗をCG処理で消した事例や、イギリスのロックバンド・クイーンのボーカルリスト、フレディ・マーキュリーに焦点を当てた映画『ボヘミアン・ラプソディ』で主人公がホモセクシュアルと分かるシーンを削除した事例などをクルーズは改変の具体例として挙げている。


後者は、保守派のクルーズにしてはやや意外な言及だが、法案に左派の賛同を得るための配慮でもあろう。


クルーズはこれまで、香港やウイグルの人権問題を糾弾する法案や声明を出す際、議会内最左派の若手女性アレクサンドリア・オカシオコルテス(民主党。略称AOC)としばしば手を携えてきた。日本の左翼議員ではありえない話で、AOC評価に当たっても重要な点だが、ますます発信力、影響力を強めつつあるクルーズの動きに注目したい。



▲画像 Alexandria Ocasio-Cortez 出典:flickr by Dimitri Rodriguez


かつてロナルド・レーガンが一俳優から俳優組合委員長を経て政治の道に入っていったのは、ハリウッドに対するソ連の影響力増大に危機感を持ったためだった。映画界は左翼が多く、保守派からは「ウェストコーストならぬレフトコースト」と揶揄されてきたが、内部からいかなる動きが出るか(あるいは出ないか)にも注目したい。


トップ画像:Ted Cruz 出典:flickr by Gaze Skidmore


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