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韓国に米軍の核兵器再配備を

Japan In-depth / 2020年8月2日 23時8分

 ・米軍は韓国軍との合同軍事演習を年来の予定どおりに実行すべきだ。米韓合同軍事演習のあり方を北朝鮮との協議にからませるという方針はもう終わりにすべきだ。


(米韓合同軍事演習はここ二年ほど米側の北朝鮮の非核化への配慮などから中止や延期の措置をとってきたが、この6月20日に一部が再開した)



写真)米韓合同軍事演習


出典)米国防総省


 ・米軍の戦略兵器の再配備などに対して北朝鮮は激しく反発し、さらに強硬な言動をとるだろうが、米軍の強大な抑止力の存在を再認識することにもなる。北朝鮮側のその認識が最近の過度な好戦的態度を抑えるだろう。


 ・米軍のこの種の軍事力再強化への動きはなお北朝鮮の非核化や北朝鮮と韓国の緊張緩和などに関する外交交渉と同時進行の形でなければ意味がない。


 


ブルックス前司令官はこのように述べたが、米軍のこの種の北朝鮮に向けての軍事態勢の強化は当面、北側の激しい反発を招き、朝鮮半島情勢全体はさらに緊迫を深めることにもなろう。


 


その影響は当然、日本にも直接に及ぶわけである。日本としては北朝鮮の軍事脅威や朝鮮半島の軍事緊迫への日本独自の対応を改めて考える機会ともなるだろう。


 


 (**この記事は 一般社団法人日本戦略研究フォーラムのサイトの「古森義久の内外抗論」という連載コラムからの転載です。)


トップ写真)2013年9月30日、北朝鮮と韓国を分離する非武装地帯にあるウエレット観測所。


出典)米国防総省


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