安倍外交、お世辞抜きの大成功
Japan In-depth / 2020年9月2日 18時0分
結論だけ言えば、8年間も時間をかける特権を持った安倍外交は、恐らく戦後日本外交史上最も戦略的な外交活動が可能だったということだ。特に、中国の台頭を抑止するには日米同盟の更なる強化が不可欠。安倍政権はそのために「日米の真の和解」を画策する。国民レベルの蟠りの解消なしに、同盟は深化できないからだ。
〇 アジア
チェコ上院議長が台湾を公式訪問し、中国は「高い代償を払うことになる」と脅したそうだ。この種の訪問が続くと困るのは中国だが、どうやって流れを止めるのか。
▲写真 台湾を訪れたチェコのミロシュ・ビストルチル上院議長。台湾立法院(議会)での演説では「私は台湾市民だ」とも(2020年8月31日 台北) 出典:台湾外交部 facebook
〇 欧州・ロシア
ベラルーシで大統領退陣要求の大規模デモが3週間も続いている。今のところ非暴力だが、これがいずれ流血となり弾圧されるか、●●色革命になるかは大問題だ。
〇 中東
ポンペイオ国務長官がエルサレムで共和党大会で放映する演説を収録した。昔なら公私混同だろうが、トランプ政権関係者は意に介さない。米政治はかくも劣化したのか。
〇 南北アメリカ
ABCニュースの世論調査では、民主党バイデン候補のトランプ氏に対するリードに大きな変化は見られないという。でも、まだ8月末だろう? 殆ど意味のない数字である。
〇 インド亜大陸
インドの一日のCOVID-19感染者が8万人近くになったという。恐ろしいとしか言いようがない。インドの農村が壊滅しないことを祈るばかりだ。
▲写真 マスクを着用したインドのモディ首相(2020年4月14日) 出典:Narendra Modi facebook
今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ写真:G20大阪サミットに合わせた日米印首脳会談(2019年6月28日) 出典:首相官邸 facebook
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