「次期政権、安倍外交の継続が重要」自民党幹事長代行稲田朋美衆議院議員
Japan In-depth / 2020年9月8日 15時0分
細川氏が稲田氏自身はこの決定に納得しているのか聞くと、稲田氏は「執行部の一員なので役員会、総務会で決まった以上、納得している」と述べた。
またさらに細川氏は稲田氏が総裁選に出馬を検討していたことに触れ、菅官房長官を支持するとした派閥の決定に関しどう考えているのか聞いた。
これに対して稲田氏は、派閥の決定なので支持すると述べた上で、自身がリーダーを目指すことに関しては「女性がいないと言われる日本の民主主義政治において、チャレンジしていきたい」と意欲を示した。
▲写真 ⒸJapan In-depth編集部
次に細川氏は日本の新型コロナウイルスに対する感染症対策が迷走したこと、他国に比べても厳重であることや、それによって経済に悪影響が生じていることについて触れ、出入国の際の自粛期間の緩和など、海外との窓口を開ける検討をしてもいいのではないか、と聞いた。
稲田氏は「感染症対策もある程度緩和していかないと経済が死んでしまう。今日PCR検査が陰性でも明日は陽性かもしれないという状況はいつまで経ってもそうだ。海外から来られる方や、観光、ビジネス、留学生など、そこはもう緩和していかないと駄目だ」と述べ、感染症対策の緩和が必要との考えを示した。
次に細川氏は悪化する米中関係についての考えを聞いた。
稲田氏は、「これまで安倍総理は習近平氏に対してウイグルの人権問題や、邦人拘束の問題、東シナ海のことなど、言うべきことは言ってきた」と述べ、その外交姿勢を評価した。
次期総理に関しては「その路線はしっかりと引き継がないと、厳しい安全保障環境の中で、外交的にも、防衛的にも日本を守っていくことはできない」と語り、安倍外交の継続が重要だとの考えを示した。
これに対して細川氏は菅氏は長い間安倍政権で官房長官という職についていたが、今まで自分の政策を述べてこなかった事を指摘し、稲田氏に安心して菅氏に国政を任せられるのか、聞いた。
これに対して稲田氏は、「菅氏は言葉は少ないが、言うべきことは言う人物だ」と述べた上で「総理と二人三脚で様々な外交課題を乗り越えてきたので、対中国についても任せることができると信じている」と述べた。
最後に細川氏は「女性議員として、女性の発想で女性の意見が届くような活躍を期待する」と稲田氏に対し期待感を示した。
(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2020年9月5日放送の要約です)
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