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文政権、自国公務員を見殺し?

Japan In-depth / 2020年9月29日 9時43分

 


2、文在寅大統領が李さんを見殺し?にした背景


では文在寅政権は、なぜ韓国海洋水産部職員李さんを助けるために動かなかったのだろうか?その背景として考えられるのが、文在寅大統領の国連での映像演説と金正恩との親書交換、そして国防部の「越北者」報告である。



▲写真 韓国と北朝鮮の軍事境界線 出典:パブリックドメイン


自身の国連映像演説


文在寅大統領の国連演説が映像で流れたのは、李さんの遺体が焼かれた3時間後の23日午前1時16分(韓国時間)から15分間だった。演説の中心は、北朝鮮との終戦宣言について国際社会に協力を求めるものだった。それも非核化の前提なしでの終戦宣言という国際社会の主張とはかけ離れものであった。


この演説映像は、15日に録画され、18日に国連に発送されていたが、北朝鮮に強い抗議の意思を伝えるために取り下げることもできたが、文大統領はそれをしなかった。救出行動を起こしていればまだ間に合っていたと思われるが、この演説に水を差したくなかったようだ。結局、李さんの救出行動は放棄され、国防部の発表も遅れる事になった。


そればかりか、その後のツイートでも、「和解と繁栄の時代に前進できるよう国連と国際社会が協力してほしい」とだけ書き込み、李さんが北朝鮮軍によって射殺・焼却されたことには触れなかった。


 


金正恩との親書の交換


文在寅大統領が李さん救出に動かなかったもう一つも背景として考えられるのは、事件の書面報告を受けた2週間前に、金正恩と親書を交換していたことだ。 これは9月25日に徐薫(ソ・フン)国家安保室長によって明らかにされた。


文大統領が9月8日に送った親書では、金正恩委員長の被災地訪問に言及して、「特に国務委員長(金正恩委員長)の生命尊重に対する強い意志に敬意を表する」としている。残忍に人を殺す金正恩に「生命尊重に対する強い意志に敬意を表する」と賛辞を送っているのである。普通の感覚では理解し難いものだ。


これに対して金正恩は返信で、「南側の同胞たちの大切な健康と幸福がどうか守られるよう切に願う」とした。だが、こう記した10日後には、韓国の公務員を銃殺・焼却するという蛮行を指示した。


この二人の感覚は、われわれ常人には到底理解できない。



▲写真 金委員長とプーチン大統領 出典:ロシア大統領府


李さんを「越北者」とした国防部の報告


韓国政府が李さんの救出に消極的だったのは、国防部が李さんを「越北者(北朝鮮に亡命する人)」と報告したことも関係している。


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