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米大統領候補論戦の勝敗は

Japan In-depth / 2020年10月1日 18時0分

だが一般の最大の関心事はこの第一回の討論が実際の選挙情勢にどれほどの影響を与えるかだろう。ここで参考になるのは前回の2016年の民主党ヒラリー・クリントン候補と共和党ドナルド・トランプ候補の第一回テレビ討論の結果である。



▲写真 トランプ大統領とヒラリー・クリントン氏 出典:Wikimedia Commons; パブリックドメイン


このときの討論ではクリントン氏が圧倒的に優勢だったとされ、当時のCNNの事後世論調査ではクリントン優勢と答えたのが62%、トランプ優勢とみたのが27%という大差だった。だが実際の選挙ではトランプ候補が圧勝したのだ。


そのほかにも近年の大統領選挙では候補者同士の一対一の討論は重要とされ、一般の熱い関心を集めるが、その論戦で勝者とされた側の候補が実際の選挙では敗者となるという先例が多数、記録されている。


だから今回の討論会もその種の距離をおいての観察が適切ということになろう。


トップ写真:バイデン候補 出典:Utica College Center of Public Affairs and Election Research


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