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携帯電話4割下げ、手詰まり

Japan In-depth / 2020年11月26日 11時0分

しかし、その期待は今のところ裏切られるとの見方が支配的だ。NTTドコモがどんな新料金プランを打ち出すか不明だが、少なくとも既存のユーザーの期待が実現する可能性は小さいだろう。





▲写真 携帯電話各社のロゴ 出典:KDDI(shibainu)/ソフトバンク(MIKI Yoshihito)/NTTドコモ(Kārlis Dambrāns)



携帯各社にしてみれば、政府の指示に応えるような新プランをひねり出したと言うだろう。大まかに見れば、KDDIは容量無制限のプランなら7650円程度のところを、UQモバイルで20GBに限定して3980円にする。ソフトバンクも、同条件で7480円程度のものをワイモバイルで4480円に設定する。いずれも約4割の下げを実現することになる。





だが、武田総務相は「ダメだ、ダメだ」とちゃぶ台返しをした。「話が違うじゃないか」とつぶやく各社の声も聞こえてきそうな顛末だった。





とはいえ、消費者は毎月の口座引き落とし額が「1万円から6千円に」なってはじめて納得する。それが実現してようやく「やればできるじゃないか」と評価してくれる程度のことだ。この流れを受けて武闘派をもって鳴る武田総務相は、一段と締め付けを強めるはずだ。だが、各社にしてみれば「ない袖は振れぬ」と逃げ切る算段だ。





消費者にしてみれば、顛末はどうあれ4割下げてくれなければ困ると言いたいところだ。さて、年末にかけて武闘派の刃はどう各社を追い込むだろうか。(了)





トップ写真:菅義偉首相(2020年11月21日 首相官邸)出典:首相官邸 facebook




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