1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「カーボンニュートラルに向けゼロベースで全て見直す」 自民党環境部会長牧原秀樹衆議院議員

Japan In-depth / 2020年11月29日 23時0分

細川氏はさらに全て電気自動車への切り替えを行うヨーロッパの方針に言及し、日本がとるべき具体的な施策について聞いた。





これに対して牧原氏は「2050年カーボンニュートラルに向けて達成しようと思ったらそれくらいの思い切ったことをやらないと達成できない」と述べた上で、「火力発電を止めたりすると、環境で勝っても、経済で負けたり雇用が全て失われたりすることがある。それは国家として選択できない。そこをつなぐのがイノベーションだ」と述べ、環境と経済の両立を図るためにはイノベーションが不可欠との考えを示した。





次に細川氏は「カーボンニュートラルを目指す上で原子力発電の有効活用が重要である」とした上で、現在6%の稼働率に止まっている原子力発電をどう活用していくのか聞いた。





牧原氏はまず初めに「福島の悲惨な事故の経験や体験を忘れてはならない」とした上で、「エネルギー政策は感情論で決めてはいけない。原子力発電はCO2を出さない環境に優しいエネルギー源だ。原子力発電所がカギになるという事は、カーボンニュートラル実現のために常に考えておかなければならない」と述べ、原子力発電はカーボンニュートラル実現のために不可欠との考えを示唆した。





これに対し細川氏は「再稼働には原子力規制委員会の審査が必要なことや、規制委員会の抱えている案件の多さゆえの対応の遅さなどがある。これらへの対応策は議論されているのか」と、牧原氏に聞いた。





牧原氏は「規制委員会のあり方自体はややアンタッチャブルなところがあり、今の段階では正直議論するのは困難だ。他方、2030年のパリ協定が具体的に見えてきた時、あまりに日本が目標を達成していないとなれば、原子力発電について本格的に議論される契機になり得る」と述べ、今後規制委員会のあり方について議論する可能性を示唆した。





細川氏は「2030年という10年後の目標に企業や私たち自身がどのように向かっていくか見直すことも重要だ」との考えを示した。





牧原氏は「10年後をターゲットを決める作業が非常に重要になる。ライフスタイルのチェンジも含め、やらねばいけない事がより具体的に見えてくる」と述べ、今後、目標を明確に定めることが必要との考えを示した。





最後に細川氏はそういった目標を「環境部会からまず示し、国会で議論をしてもらいたい」と述べた。





(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2020年11月28日放送の要約です)





「細川珠生のモーニングトーク」





ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分





ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php





細川珠生公式HP https://hosokawatamao.com





細川珠生ブログ http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/





トップ写真:©︎Japan I-depth編集部




この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください