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院内総務トランプ氏への背信

Japan In-depth / 2020年12月24日 11時0分

趙小蘭はマウント・ホリヨーク大学を卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した。マコーネルとの結婚後、趙小蘭は、ブッシュ・ジュニア政権時代の2001年から2009年まで労働長官の職責を果たした。更に、2017年からは、トランプ政権下、運輸長官を務めている。





さて、「マコーネルの造反は『上海幇』江沢民家の工作の結果」(『明徳時評』12月20日付)という記事が興味深いので、ここで概略を紹介したい。





マコーネル院内総務と中国共産党の関係は、彼の妻、趙小蘭抜きには語れないという。趙家は、中国共産党の長年の友人であり、共産党の歴代指導者と交際している。中国共産党にとって、マコーネル夫妻は、米国における重点的な「統一戦線」相手だった。共産党は、趙一族に多くの事業を行わせた。北京の援助で趙家の商売は繁盛した。趙錫成は数十億米ドルの資産家として名を馳せ、米国の華人船王になっている。





実は、趙錫成は上海交通大学で江沢民元主席の同級生だった。1960年代初頭、趙一家がアメリカへ移住した後、趙は福茂海運を設立した。 1980年代初頭、趙錫成は当時の電子工業相だった江沢民と接触し、上海の電子機器工場に資本参加した。それが、趙と中国共産党との最初の協力関係になっている。





▲写真 中国・江沢民元国家主席(2002年6月6日) 出典:Presidential Press and Information Office of the Russian Federation



1985年、江沢民はまだ上海市長だった。上海宝山製鉄所(新日鉄の技術を導入)は、その年に動き出した。当時、これは、中国共産党の最大かつ最重要技術導入プロジェクトだったのである。





その頃、宝鋼の生産に必要な鉄鉱石はすべて輸入に頼っていた。鉱石輸送は、海外の船会社に委託している。先見の明があった趙錫成は、宝鋼がまだ建設中の時、上海に戻って、この海運ビジネスを行うことを計画した。





趙のビジネスは宝鋼から始まり、後に武漢鋼鉄へと発展した。江沢民が北京へ行ってから、趙は首鋼京唐鋼鉄、後に金融など他の分野にも進出し、共産党との関係はますます緊密化した。そして、両者の協力関係は経済分野から政治分野にも及んだ。





1989年「6・4天安門事件」直後、江沢民が党総書記に就任した際、趙錫成は北京に赴き、江の即位を祝した。江沢民は総書記就任後、6回も趙を迎えたという。





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