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存亡の危機に瀕する米共和党

Japan In-depth / 2021年1月4日 18時0分

いくらトランプ氏が「怖い」とはいえ、もう既にレームダック化した大統領だし、対象は超党派で可決された国防権限法である。トランプの神通力もようやく陰り始めたということなのか。さすがはワシントンだ、「カネ」の切れ目ではなく、「権力」の切れ目が縁の切れ目になるのだろうか。





昨年一年間の読者の皆さまのご愛読に感謝するとともに、今年もこの外交安保カレンダーを全力で書き続けていきたい。コロナに始まり終わった昨年とは異なり、今年こそはコロナに勝つと信じたい。これまで当たり前だったことがとても貴重であり、何事もないことが無上の幸福であることを、改めて噛み締めている。





2021年が皆さまにとって良い年となりますように!





〇アジア





王毅国務委員兼外相が「米新政権が理性を取り戻して対話を再開し、再び両国関係が正しい軌道に戻って協力することを望む」が、原因は米が中国を「最大の脅威」とみなしたことだ等と述べたそうだ。「理性を取り戻す」べきは一体どっちだと言いたい所だが、中国が如何に対米関係改善を欲しているかが良くわかる発言ではある。





▲写真 王毅国務委員兼外相 出典:ロシア大統領府



〇欧州・ロシア





大晦日の夜、フランスで約2500人が夜間外出禁止令を破り違法パーティーに参集、参加者が警察車両に火を付けるなどの衝突が起き、1200人以上に罰金が科されたという。「日本でもこれぐらい出来るようにすべき」との声もあるが、それってちょっと違うだろう。むしろ、仏社会の格差拡大の結果ではないのかね?





それとも日本の若者はこの種の騒ぎを起こすエネルギーもないのかしら。それはそれで、良いことなのだけど・・・ね。





〇中東





同じく大晦日の夜、レバノンで新年を祝う銃撃の弾がシリア人難民キャンプに落下し難民女性1人が死亡、ベイルート国際空港でも駐機中の中東航空機1機に流れ弾が当たったそうだ。いやはや、彼らはお祝いで頻繁に実弾を撃つから怖い。筆者の経験でも、この種の流れ弾は避けにくく、本当に怖かった。日本は本当に良いなあ。





〇南北アメリカ





旧聞に属するが、昨年クリスマスの日にナッシュビルで爆薬満載のキャンピングカーを自爆させた犯人は63歳の白人男性だったという。何らかの陰謀論者だったとの報道もあるが、狂信的白人至上主義者ではなかったようだ。いずれにせよ、米国内のテロ爆破事件は中東系より、白人至上主義系の過激派の方がはるかに危険である。





〇インド亜大陸





インドは新型コロナ感染確認者が1千万人を超え米国に次ぎ世界第二位だが、最近同国内で開発製造されたワクチンの緊急使用が承認されたという。ええっ、インドが?と訝る向きもあろうが、インドは途上国で必要な他の感染症ワクチンの6割を生産した実績もある医薬品大国、この点を忘れてはならない。今週はこのくらいにしておこう。





いつものとおり、この続きは来週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。





トップ写真:アイオワ州共和党大会で演説するトランプ氏 出典:Gage Skidmore




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