米民主党、トランプ追い込めず
Japan In-depth / 2021年1月20日 7時0分
トランプ氏の逆境での生き残り能力は実に見事。不動産事業で失敗しても、新たにプロレス事業に参入し、白人労働者層の心を知ることで新たな境地を切り開いた。自身がホストを務める人気TV番組「アプレンティス」が終了したら、今度は政治に自己実現の可能性を賭けた。大統領選敗北の次にトランプ氏は一体何を見付けるのか。
▲写真トランプ大統領(2021年1月4日 ジョージア州) 出典:flickr; The White House
〇アジア
北朝鮮で最高人民会議が開かれ、昨年までの経済発展5カ年戦略は電力生産など経済目標を達成できず、責任者の無責任な態度や旧態依然の事業方式が問題だと結論付けたそうだ。おいおい、いくら何でも可哀想だろう。こんなことで粛清される経済分野の幹部に就任するのは命懸けのギャンブルに近い。心から同情申し上げる。
〇欧州・ロシア
毒殺されかかりドイツで治療を受けていたロシアの反体制派指導者がロシアに帰国直後拘束された。同氏の執行猶予は取り消され、実刑になる可能性もあるという。可哀想に、ロシアで野党を張るのも命懸けのようだ。毒殺されなくても、政治的に抹殺される。これが運命でも、戦う政治家がいるだけ、ロシアは中国よりマシである。
〇中東
1月17日は阪神淡路大震災から26年だが、実は湾岸戦争が始まったのも30年前のこの日だった。忘れもしない、当時は「too little, too late」と揶揄され、日本は屈辱を味わった。恐らく若い人はそんなこと知らないだろう。同戦争後、米軍の湾岸地域駐留が恒常化し、更に2003年のイラク戦争で我々はイラクを「壊してしまった」。今の湾岸地域の混乱の根源はイラクのサッダーム・フセインの大誤算である。
〇南北アメリカ
Kキャンベル氏がバイデン政権のNSCでインド太平洋を担当することになった。本人はともかく、アジアの米同盟国には朗報だろう。同氏とはクリントン政権の国防省アジア担当時代に交渉したことがある。オバマ政権では国務省アジア担当次官補を務め、「アジアピボット」を推進。あれから苦節8年だが、期待したい人事ではある。
▲写真 岸田文雄外相(当時)と面会するカート・キャンベル国務次官補(当時)(2013年1月17日 外務省) 出典:flickr; U.S. Department of States
〇インド亜大陸
特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは来週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ写真:米議会を占拠するトランプ支持者 2021年1月6日 出典:Samuel Corum/Getty Images
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