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印尼で中国製の海中探査機?

Japan In-depth / 2021年1月24日 17時2分

■中国製とみられる刻印





アンタラ通信の報道によると、アナンバス諸島シアンタン島で漁業を営むアイン氏が息子のアリエス氏と同島東部にある「パシール・プティ・ビーチ」に近い海域で操業中に海底に横たわる正体不明の物体を発見したという。





物体は全体が青色で全長は約1,5メートル、重さは約25キロとみられ、先端が尖った「弾丸状」をしており、尾部には赤い小型プロペラ状の「スクリュー」とみられるものが装着されているという。





アリ氏はアンタラ通信に対して「今までに見たこともない物体であり、何と表現していいいのかわからなかった」と話しているという。





スクリュー部分の近くには中国製を思わせる「刻印」があることから「中国製」である可能性が高いとみられている。ただ現時点では「中国製」のこの探査機とみられる機器をどの国、組織が何の目的で使用していたのかは「不明」としている。





■広範囲の海域で調査活動か





インドネシアでは以前、スラウェシ島南スラウェシ州南方に位置するセラヤール諸島のテンゴル島周辺の海域でも同じような「水中探査機」とみられる機器が発見されている。





このスラウェシ島南部の海域ではこれまで中国漁船による違法操業や海警局艦艇の行動などは報告されていない、という。





しかしインドネシア海洋当局などでは「中国製海中ドローン」によるインドネシアの広範な範囲の海域で「調査活動」が行われている可能性も否定できないとして警戒監視を強めることも検討しているという。





これまでのところ発見された「探査機らしき機器」が中国製とみられるだけであることなどから中国側の反応はないといわれている。





リアウ諸島州当局は現地に担当者を派遣してこの機器を回収し、詳しい調査を行うとしており、今後の調査でこの機器の目的を含めた性能や諸元などの詳細が明らかにされることへの期待が集まっている。





中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)のベトナムやマレーシア、フィリピンなどと南シナ海の領有権を巡って争っているが、インドネシアやミャンマーをも含めたASEAN各国との間で新型コロナウイルス対策である「中国製ワクチン」の提供という「ワクチン外交」を積極的に展開している。





しかしその一方で南シナ海での中国海警局船舶や調査船の活動を活発化させていることも事実で、1月12、13日に中国の王毅外相がインドネシアを訪問した前後にはナツナ諸島周辺海域で中国調査船がインドネシアのEEZへの侵入を繰り返したという。





こうした中国の姿勢から今回発見された「海中ドローン」とみられる機器も中国による調査活動の一環であるとの見方が有力視されており、インドネシアのみならず周辺のASEAN各国もこうした「海中の調査、情報収集活動」に対する警戒を強める必要があるといえるだろう。





トップ写真:ナトゥナ諸島EZZをパトロールするインドネシア水産省の船 出典:Photo by Ulet Ifansasti/Getty Images




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