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香港弾圧に抗議の署名1万超

Japan In-depth / 2021年2月19日 2時1分

●中国政府及び香港政府に対し、国家安全維持法違反で逮捕・保釈された周庭さんや黎智英さんなど、非暴力で発言・行動してきた香港の人びとの立件・訴追をすぐに取り下げるよう公に求めること





●香港からの避難民の受け入れのための新たなスキームの導入・整備(市民への安全な避難場所の提供)





●国連の人権理事会の場で中国政府・香港政府による人権侵害について討議の場を設けるよう求めること





●国家安全維持法違反やその他の政治犯の容疑による捜査に協力を拒否するため、中国・香港と締結している捜査共助条約にもとづく証拠の確保・引渡には応じないことを表明すること





鷲尾栄一郎外務副大臣は、「政府として香港の情勢には重大な懸念がある。(今回の署名については)関係省庁と共有したい。一国二制度の国、香港の根幹である言論・報道の自由は尊重しなければならない。香港が民主的、安定的に発展することが重要だ。昨年11月王毅中国外相が来たとき、茂木敏充外務大臣から、香港の問題について日本政府の重大な懸念と日本政府の立場を明確に伝えた。これからも関係国と連携取りながら対処して行きたい」と述べた。





また、中国に対する圧力に関して鷲尾副大臣「人権問題は普遍だ。国際社会でプレッシャーかけて、良い意味で変えてもらう」と述べた。また、(香港からの)難民については、「(日本の法律では)政治犯は引き渡さないことになっている」と述べ、今回の香港情勢を受けての法改正は行わないとの考えを示した。





こうした中、2月16日、中国海警局の船2隻が尖閣諸島沖合の領海に侵入、一隻は武装していたとの情報もある。武器使用を認める「海警法」施行後初とみられるが、中国による日本の尖閣実効支配を覆すかの動きは強まる一方だ。





こうした中国の動きに対して、国会も日本政府も明確な態度を打ち出せていない。呼びかけ人の一人、五野井郁夫高千穂大学経営学部教授は、今のこの状態を「グローバルチャイナオーダーへの過渡期」と称した。日本を含む民主主義国家のイデオロギーと人権など普遍的価値への中国の挑戦にどう対峙するか、今問われている。






https://youtu.be/NZgfmnflIiI




▲動画 Japan In-depthチャンネル「ROSE EYE」民主化の女神アグネス・チョウさんに聞く 香港の今!」









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トップ写真:署名を鷲尾栄一郎外務副大臣に手交する呼びかけ人ら(外務省内) ⒸJapan In-depth編集部




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