「キーワードは恩返し、地方で夢の実現を」石破茂氏 下 一極集中問題の解決を【菅政権に問う】その10
Japan In-depth / 2021年3月15日 7時0分
石破さんは、
「そういう中央の人材に、地方でのキャリアを提案したい。過去に営業課長をやっていた、地元の支店にいた、故郷があるなど、何かのご縁のある地域に、40代、50代の社員が行って地元企業と協働することはできないか。もとの会社の方でも、こういう人材に退職金を割り増しするとか、後押しするような方策を考えてほしい。移住した先で起業したり、二地域居住で副業をやってもらうのもいい」と。
仕事でご縁のあった地域、もしくは、故郷に戻り、そこで新たなチャレンジをする。会社を退職するとカイシャという共同体が人間関係をはじめ中心であった企業人は、孤独になったりしがちである。
石破さんが進める地方創生では、ビジネスパーソンが、新たなチャレンジができ、社会に貢献できる。それなりの年月、仕事をしていたら、自分のビジネス経験は多様である。経験をベースに新たな挑戦に取り組んだってよい。そこでの新たな学びと成長は自分自身の再生にもつながる。「50Gおじさん」と言われて、仕事できないおじさんと揶揄されるが、そうしたことは偏見だと個人的には思う。
確かに地方暮らしは厳しい面もあるが、ビジネスチャンスは地方にこそある。石破さんが言う地方創生は、まさに、人生100年時代のキャリア再生と地域再生のハイブリッドなのだ。
石破さんは語る。
「キーワードは、恩返し。地方で夢を実現する、地方が世界を救う発想があってもいい」と。
(上はこちら)
トップ写真:インタビューに応じる石破茂元地方創生担当相(著者撮影)
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