さらばトランプ主義 バイデン国際協調へ
Japan In-depth / 2021年3月21日 11時0分
また核軍縮で期限切れから失効が危ぶまれていたロシアとの間の「新戦略兵器削減条約(新START)」についても延長を表明している。さらに、同盟国との関係を重視し国際協調路線に戻ることを宣言した。特に同盟国との関係、役割分担を重視し、日本はアジア政策でカギとなる最重要国だと強調している。ただ、防衛負担の増大を求める要求は続くとみられる。
対中国政策については、軍事的に競い合う「競争国」であるが、トランプ時代のような制裁関税の報復合戦には反対の姿勢を示し、経済、貿易でも重要な「競争相手」と指摘している。
移民やコロナ対策としてのマスク着用にも柔軟な態度をとるとみられ、アメリカは極端なトランプ主義からかつてのアメリカの国際協調主義に戻るとみられる。ただ、アメリカにはトランプ主義を支持する勢力が7千万人以上いるとされ、今後もトランプ主義との決別には多大な努力を必要としそうだ。国際協調路線を定着させるためには、バイデン氏のリーダーシップに任せるだけでなく国際的な支援も必要だ。日本も他人事とみるべきでなく日本の考えを発信していくことが必要だろう。
トップ画像:コロナウイルスに対するワクチン投与についてマスクを片手に方針説明するバイデン大統領 出典:Drew Angerer/Getty Images
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