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慰安婦「強制連行」なし 完全な公式明言

Japan In-depth / 2021年3月29日 15時26分

その点についての有村議員の政府側への質問はまず以下のようだった。





「河野談話が発表されてから28年がたちましたが、強制連行を示すような文書や物証はその後出てきているのでしょうか」





河野談話に触れるのは、この談話が日本政府自らの「強制連行」の自認という意味にも解釈されるというゆがんだ歴史があったからである。





日本政府代表の参考人、正確には総理大臣の責務を担当する内閣府の代表が以下のように答えた。





「これまで日本政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見つかっていないところでございます」





有村議員は続けて質問した。





「では、この間、強制性を裏づけるような公文書、証文等が韓国から提示されたことはあるのでしょうか」





政府代表が答えた。





「韓国政府からの状況につきましては承知していないところでございます」





「日本政府がこれまで確認した資料の中にそのようないわゆる強制連行を直接示すような記述は見付かっておりませんので、そういうことでございます」





要するに韓国側からも「強制連行」を示す証拠や資料はまったくなにもない、という意味だった。





その点、有村議員は念を押すように総括した。





「終戦から75年が過ぎ、河野談話から28年以上たった今でも日韓両国において強制連行を示す物証は出てきていないということでございました」





有村議員はさらに強制連行はないのに、なぜその点を黒とも思わせかねない河野談話が生きているのか、などについて質問していった。





しかし慰安婦問題の焦点中の焦点である「強制連行」については以上のやりとりで完全に否定されたことが明白だった。日本政府の公式の場での公式な否定の言明なのである。





この点、一点だけでも、今回の参議院委員会での質疑応答の記録は慰安婦問題の虚構を完全にあばき、その虚構に基づく日本非難の客観性を否定したといえるのだった。





トップ写真:慰安婦を象徴する少女像(韓国・ソウル) 出典:Chung Sung-Jun/Getty Images




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