【総裁選の論点】コロナ対策は本当に成果出たのか?4
Japan In-depth / 2021年9月3日 11時21分
やはり、法的に検討しておいた方がよさそうなのは「ロックダウン(都市封鎖)」について。個人的にはダラダラ増やしても意味がないから、ここまできたら全国的に出して2週間完全ロックダウンでもしたら・・・と思っていた。しかし、ロックダウンするほどまで被害状況が欧米並みというわけでもない。ロックダウンを可能にする法制度を日本でも導入すべきかどうかは見解が分かれる。その見解、バックにある考え方は問われるところだろう。
▲写真 ロックダウンについて記者会見するニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相とアシュリー・ブルームフィールド保健局長(2021年8月23日) 出典:Photo by Robert Kitchin - Pool/Getty Images
■【論点2】コロナ対策がうまくいっている?
記者会見を見ると、菅政権は、各国と比較して死者数が少ないから「うまくいっている」と思っているようだ。国民の犠牲のおかげで、コロナ政策がうまくいっているのでは?と思った人も多いだろう。国民への負担感をどう評価するのか。我慢を強いることで、いろいろなものを失った人もいるだろう。その意味で、コロナ対策についての「評価」が問われるところであろう。
▲写真 非常事態宣言発令中を知らせる広告トラック(2021年8月16日東京・渋谷スクランブル交差点) 出典:Photo by Yuichi Yamazaki/Getty Images
新型コロナウィルスが今後どうなるのか、見当もつかない中、国民は不安を持って過ごしている。他方、楽観主義者もいる。政府のコロナ対策についての議論、今のままで行くのか?抜本的に変えるのか?、その見解と「どのように」進めるのかを候補者の口からプレゼンしてもらいたいところだ。
さあ、どんな議論が交わされるのか、自民党総裁選に期待したい。
トップ写真:緊急事態宣言が発出するにあたり、記者会見に臨む菅首相 出典:Issei Kato - Pool/Getty Image
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