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「中南米の優等生」チリ、新自由主義と決別か

Japan In-depth / 2021年9月4日 19時0分

現在の諸制度の維持を図る与党系が全体の3分の1議席を保有していないため、左派色の強い草案になる公算が大きいと予想する向きが多い。「新憲法が成立すれば、従来のようなネオリベラリズムが終焉を迎える可能性が強い」(チリ・カトリカ大政治学者)という声も聞かれる。「財政規律を無視するような経済体制をもたらす憲法ができればチリ経済の発展は望めなくなる」(現地経済アナリスト)と危惧する意見もある。





■大統領選は三つ巴の戦い





ただ、制憲議会には右から左までさまざまな政党の出身者らが参加するため、合意達成は決して容易ではない。もう一つの注目点は11月21日の大統領選である。大統領選には中道右派連合から、ピニェラ現政権下で社会開発家族相やチリ国立銀行総裁を務めたセバスティアン・シチェル氏(44)、中道左派連合からは女性の前上院議長ジャスナ・プロボステ氏(51)がそれぞれ出馬する。左派連合の候補はガブリエル・ボリッチ下院議員(35)で、元学生運動の闘士として知られる。現地の最新世論調査ではシチェル氏とボリッチ氏がともに支持率26%で、これをプロボステ氏が21%で追うという展開になっている。





11月の大統領選はこれら3候補による三つ巴の戦いになる見通しだが、いずれの候補も過半数を獲得できない場合には上位2者による決選投票が12月19日に実施される。どの候補が大統領になるにせよ、制憲議会の新憲法づくりに重大な影響を及ぼすことになるのは間違いないだろう。





(了)





トップ写真:200万回分の中国製新型コロナワクチン「シノバック」が到着し、空港でスピーチするセバスティアン・ピニェラチリ大統領(2021/2/25  チリ・サンティアゴ) 出典:Photo by Marcelo Hernandez/Getty Images




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