河野太郎候補人間力・政策分析 自民党総裁選 その4
Japan In-depth / 2021年9月29日 7時0分
■ 声診断で分析してみると強い信念や軸を持っている
今回、人間力分析でおなじみの株式会社ターンアラウンド研究所のコンサルタントの中島由美子氏に声診断をしてもらった。俳優の小栗旬さんなどの声診断で話題の中島さんが、河野さんの声を分析すると
▲図 【出典】中島由美子による声診断結果
中島さんは「これからの時代を改革していくことに能力を発揮できることと思います」と語る。
「一番の特徴はユニークな個性を持ちオリジナリティに溢れる才能があるということです」「どこにも属することなく、自分自身の世界を作り上げる事ができます」とのこと。
「これまで国民の思いに耳を傾けることの努力を積み上げてこられたことが垣間見られます」とバランスの良さを指摘する。
「戦わずに多くの人を巻き込むという新たな境地を切り開いていくことができれば真の改革につながるでしょう」という期待を語る。
「自分がいいと思った道を突っ走る。邪魔をする敵とは徹底的に戦う」そうなので、結局改革への道が遠のくということになりかねないのが注意することか。
■ 問題提起でき、実行できる政策家
最低保証など国民年金の改革について、問題を提起できるのは河野さんの特徴だろう。自分から問題提起をしない他の候補者としても、その点は大きくリードしている。初当選時には「ODAを半減にしよう」など数々の問題提起をしてきた実績がある。外務大臣として国会審議に拘束されることに対して疑義を提起した。業界団体におもねず、実質的な、本質的な議論を好むところが特徴的だ。
また、誰もが空気を読んで言わないこと、言いにくいことを言うところが真骨頂でもある。「原子力発電の最大の問題は、放射性廃棄物の処分」(著書より)と本質を突くのは河野さんだけだろう。しかも、原発事故以前からの反対派である。
実行力も同様である。印鑑問題・ワクチンではもちろん、実行力を見せている。民主党の「事業仕分け」を先行していたのは彼でもある。自民党の環境部会長として、環境部会を全面禁煙にしたり、他人と柔軟に調整して結果を残す。単なる「変人」ではない。
コロナ対策でも「しっかりと国民と共有し、謙虚に、わかりやすい対話をしながら決めていきます」と主張するように、他人とコミュニケーションをしつつ、進めていく。うかがえるのは合理的思考。アメリカの政治家のような印象である。
■ 日本を改革できる唯一の男?
候補者同士の討議でも鋭い指摘で相手を圧倒している。状況に応じて、主張を修正できるように、柔軟でもある。
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