野田聖子候補人間力・政策分析 自民党総裁選 その5
Japan In-depth / 2021年9月29日 10時37分
底にあるのは、政界、いや日本社会の権威主義への疑問だろう。
そこがうかがえるのは、「『痛みは乗り越えた人を成長させる』と考える時代が確かにあり、それは現代にまで受け継がれています。その代表が、部活動などのスポーツ指導現場でたびたび問題になる『体罰』です。『慢性疼痛』対策は、「痛みは乗り越えた人を成長させる」という明治の価値観への挑戦でもあるのです」(HPより)という主張だ。明治以来の価値観への挑戦というところ、まさに、哲学を持つ、思想家である。
▲写真 【出典】野田聖子さんHP
女性政治家として、今よりも古い価値観の中や偏見と闘っててきて、不妊治療など相当の苦労をし、しょうがいをもつお子さんを持ち、旧態依然とした闘ってきただけあって、さすがの哲学である。
■ 声診断で分析してみると強い信念や軸を持っている
今回、人間力分析でおなじみの株式会社ターンアラウンド研究所のコンサルタントの中島由美子氏に声診断をしてもらった。俳優の小栗旬さんなどの声診断で話題の中島さんが、野田さんの声を分析すると
▲写真 【出典】中島由美子による声診断結果
「温かいハートを持ち人との対話を大事にする事が分かります。庶民の目線に立って目の前の人を大切にするという政治家だと思います」とのこと。
「庶民目線に立った、目の前の人を大切にする政治家である」「人の幸せや社会への愛も感じられます」という指摘。声のトーンは低いが、そのふるまいに優しさがあふれ出ているため、国民は皆納得するだろう。
中島さんが言うには「広い視野に立って、この国の未来のビジョンを指し示す先導力が弱い」、「今後の日本の具体的な未来ビジョンや先々の新たな改革の方向性などを指し示す説得力がもう少し表れると支援の輪が広がるのではないかと思います。」と、女性初の首相として活躍できる可能性を指摘する。
■ 「弱き者奮い立たせる」政策
政策面を見てみよう。
・「こども庁」に予算、人、さまざまな制度を凝縮、子ども政策を国家経営の軸に
・人口減少問題への対処
・国会議員の「定数削減」を実現
などが優先度の高い政策である。
国が積極的に「子ども」に対して投資をして、「子どもが幸せな社会」 を実現することが人口減少は解決につながると主張するが、ここにも「子ども=社会共通の資源」という思想が根底にある。また、経済政策についても、「『大企業発のトリクルダウン型モデル』から、全ての国民、地方の個性・多様性、知恵が価値を生む『人財発・地方発のモデル」への転換』というなど、根本的な思想転換がみられる。
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