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日本は中国に誤ったメッセージ送るな

Japan In-depth / 2021年12月8日 11時0分

それでも、プーチンはロシアの国益を最大化することに拘っている。ウクライナの動きも、中国と日本を一周する共同訓練を行ったのも、基本的には、米中対立の下で、日米欧各国がどのように動くかを探り、相手にスキがあれば、直ちにロシアの国益を最大化するため武力を含む具体的措置をとることを躊躇しないのだろうと思う。





さて、最後は北京冬季五輪の「外交的ボイコット」であるが、米国が正式に決定した以上、問題は他のどの国が米国と歩調を合わせるかとなるだろう。結論から言えば、日本がすべきことは、日本の国益の最大化と正しい対中メッセージを送ることの二つである。選択肢の幅はかなり広いので具体的には言及したくない。









▲写真 米国の北京冬季五輪の「外交的ボイコット」を表明するサキ報道官 (2021年12月6日) 出典:Photo by Chip Somodevilla/Getty Images





要するに、米国と全く同じである必要はないが、決して中国に誤ったメッセージを送ってはならないということだ。中国は表向き「気にしていない」フリをしているが、内心は気になって仕方がないはずだ。そうであれば、中国に正しいメッセージを送るチャンスは今である。現時点で日本がその具体的内容を決める必要はないだろう。





今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは来週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。





トップ写真:11月の雇用報告について会見するバイデン米大統領(2021年12月3日、ホワイトハウスにて) 出典:Photo by Anna Moneymaker/Getty Images




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