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北京冬季五輪こぼれ話

Japan In-depth / 2022年2月13日 0時11分

2月1日、米国スキー・フリースタイル選手、カイ・オーウェンズが練習中に負傷した。また、同月3日、日本のスノーボード選手、芳家里菜が公開練習中に、脊髄を損傷した。









▲写真 北京冬季五輪スノーボード公式練習で転倒した芳家里菜選手(2022年2月3日) 出典:Photo by Clive Rose/Getty Images





同6日、ドイツのアルペンスキー選手、ドミニク・シュワイガーはダウンヒル滑降中に仰向けに倒れ、セーフティネットに滑り落ち、左腕を負傷した。翌7日、米国アルペンスキー選手、ニーナ・オブライエンが女子アルペンスキーの大回転でゴールに向かっていた時、左足を骨折した。





ところで、今回のオリンピックでは、「米国籍を捨て、中国籍で参加」した選手が多い(注:f)。





北京五輪では、174名の中国人選手が出場している。アイスホッケーの男子中国チームの場合、25人の代表中、半分が中国へ帰化した選手である。また、同種目の女子中国チームは23人の代表中、13人が帰化選手だった。





特に、個人種目で有名になったのは、朱易選手と谷愛稜(アイリーン・クー)選手だろう。





朱易選手は、2月6日・7日に行われたフィギュアスケート団体戦に出場した。けれども、朱易選手は、演技中、何度も転倒し、中国チームの足を引っ張ったとして、中国のネット上で厳しい批判にさらされた。









▲写真 北京冬季五輪フィギュアスケート団体女子フリープログラムで転倒した朱易選手(2022年2月7日) 出典:Photo by Jean Catuffe/Getty Images





朱易選手は、2018年、北京五輪に参加するため、国籍を中国に変更した。あまり上手に中国語を話せない朱易選手は、父親が著名な科学者である事から、コネで出場したのではないかという疑惑を持たれ、バッシングに遭っている。





朱易選手と対照的なのは、谷愛稜選手だった。同選手は、両親がアメリカ人と中国人のハーフである。









▲写真 北京冬季五輪スノーボード女子ハーフパイプ決勝を見守る谷愛稜選手(2022年2月10日) 出典:Photo by Ezra Shaw/Getty Images





2月8日、スキー・フリースタイルは8日、新種目の女子ビッグエア決勝が行われ、谷愛凌選手が金メダルを獲得した。そこで、中国ネットユーザーらは、谷選手を「スノー・プリンセス」と持ち上げた。だが、現在、谷愛稜選手には、二重国籍疑惑(注:g)が持ち上がっている。





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