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金正恩、ロシア兵器の無残な姿にショック

Japan In-depth / 2022年4月21日 19時0分


海軍史での似た事件は、1982年のフォークランド戦争でのアルゼンチン海軍巡洋艦「ヘネラル・ベルグラノ」の沈没だけだ。米軍事専門メディアのウォーゾーンはこの日、「『モスクワ』沈没は海軍史で40年ぶりの最大規模の戦闘損失として記録される可能性がある」と説明した。




■ 金正恩自慢の軍事パレードは効果半減







▲写真 北朝鮮のミサイル発射のニュースをソウル駅の大型モニターで見るソウル市民(2021年9月15日、韓国・ソウル) 出典:Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images



金正恩が命令さえすれば、すぐにでも南(韓国)に進撃して敵を叩き潰せると信じている北朝鮮軍のエリートたちが、ウクライナ戦争の実態を知った時どうなるだろうか。金正恩が核とミサイルにすべてを賭ける意味をさらに噛みしめる一方で、軍事パレードで誇示してきたロシア製在来型武器の虚弱さも身にしみて感じるに違いない。



これまで金日成広場で見せてきた自慢の機械化部隊が、ポンコツ級で使い物にならない機械化部隊とわかったことで、これからは軍事パレードが世界の人々を驚かせるのではなく、ウクライナで砲塔を吹き飛ばされた錆びたロシア戦車と装甲車の残骸を思い起こさせる場となると思うはずだ。


北朝鮮は金日成誕生110周年で軍事パレードを行わなかった。軍事パレードは4月25日の朝鮮人民革命軍(抗日遊撃隊)創建日に行うのではないかとの観測が流れている。もしもこの日にパレードが行われないか、もしくは在来型武器を縮小したミサイル部隊を中心としたパレードに変更された場合、それはウクライナにおけるロシア兵器の無残な姿と関係していると見てよいだろう。



トップ写真:破壊されたロシアの戦車(2022年4月5日、ウクライナ・ブチャ) 出典:Photo by Nils Petter Nilsson/Getty Images


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