仏、例年と違うバカンスシーズン
Japan In-depth / 2022年7月4日 23時0分
INSEEによれば、「9月のインフレ率は7%弱」と予測しており、その後、2022年末までに6.5%から7%の間で安定し、年平均5.5%になるとしている。このバカンス時期が一番、インフレの影響を大きく感じる時期であることも間違いないだろう。
■ コロナ第7波、現時点で病院はひっ迫していない
2年間のコロナの流行で多くのことが禁止となったり自粛させられたりしてきたが、いまだにコロナは収束しておらず、フランスでは現在、新規感染者がまた増加し始めている。
先週は新規感染が8万件だったのに対し、7月1日には24時間で12万5066件の感染が確認された。発生率は6月20日から26日の週に53%増加し、その前の週が29%だったのにもかかわらず急激に増加している。しかし、6月20日から26日の週の新規入院の増加は19%で入院患者数は増えているものの、現時点ではそこまでは病院を圧迫していない。
現在、フランスでは、6月13日以降、オミクロンのBA.5が59%と過半数になり、BA.2に代わり主流になりつつある。BA.5は、伝染性が高く、それが第7波の原因となっていることは間違いなく、今後も新規感染者数が増加していくことになりそうだ。バカンス先でも最低限の警戒をしたいところである。
■ それでも尽きないフランス人のバカンス熱
しかしながら、今年はこれだけバカンスに行くのに障壁があるのにもかかわらず、バカンス客の足が遠のくなどの影響は与えていない。コロナに至っては心配する人はほぼ皆無に近い。フランス人にとってバカンスは何よりの薬。目の前にどんな障壁があっても、バカンス熱が冷めることはなさそうだ。
<参考リンク>
BFM.TV:<Covid-19: situation "plutôt calme" dans les services de réanimation, malgré le rebond épidémique:『新型コロナ:再流行も、集中治療室は「もの静か」』>
TF1 INFO:<Aéroports, SNCF... Ces grèves qui menacent les départs en vacances en juillet | TF1 INFO:『空港、SNCF... ストライキにより、7月の休暇出発が危ぶまれる』>
OUEST FRANCE:<Grèves, retour du Covid-19, pénurie d'animateurs… Les vacances d'été commencent mal:『ストライキ、新型コロナの再流行、人員不足...夏休みのスタートは最悪な状況に』>
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1コロナ新しい変異株「XEC株」はどんなウイルスか 「冬の対策とワクチン接種の是非」を医師が解説
東洋経済オンライン / 2024年11月26日 9時0分
-
2靖国参拝誤報「極めて遺憾」=共同通信に説明要求―林官房長官
時事通信 / 2024年11月26日 13時18分
-
3アマゾン、出品者に値下げ強制か 独禁法違反疑い、公取委立ち入り
共同通信 / 2024年11月26日 12時45分
-
4元県議丸山被告に懲役20年求刑=無罪主張、妻殺害事件―長野地裁
時事通信 / 2024年11月26日 12時52分
-
5〈斎藤知事・公選法違反疑惑〉“広報”女性社長は「一度もやったことない」のに兵庫県eスポーツ検討会委員に選ばれていた…社長を選挙カーに上げた理由を聞かれた知事は仰天回答
集英社オンライン / 2024年11月26日 11時13分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください