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丸川珠代氏の結婚式で見た安倍さんの気遣い 「高岡発ニッポン再興」番外編②

Japan In-depth / 2022年7月13日 11時0分


写真)安倍元首相が座禅を組むためによく訪れた全生庵(東京・台東区)。筆者提供。


 一方の永田町。丸川さんの結婚式が終わって3か月ほど経った2008年秋、解散・総選挙のムードが出ていました。安定政権とみられていた福田政権が9月1日に退陣したからです。


政治ジャーナリスト田﨑史郎さんによれば、安倍さんは09年1月、雪が降る日も戸別訪問をしました。罵声を浴びせられることもありました。お祭りに行って、子どもにまで名刺を渡したといいます。その数、2万枚。実に驚きです。名刺を子どもに渡すと、子どもは親に渡します。すると、親から「子どもが名刺をいただきまして」と言われるようになったと言います。まさにどぶ板選挙です。09年8月の衆院選では、安倍さんは圧勝し、再起への足掛かりをつかんだのです。


政治生命が絶たれたと言われてから5年。2012年に安倍さんは自民党総裁選挙で勝利。その後の総選挙では、自民党が勝利し、安倍さんは総理大臣に復帰しました。復帰後に長期政権を実現したのは、皆さんご存知の通りです。それからはとにかく、大きな政策を次々に打ち出しました。



写真)国際会議出席のためオランダを訪れた安倍首相(2014年3月23日 オランダ・ハーグ)


出典)Photo by Yves Logghe - Pool/Getty Images


日銀のお尻を叩いて、金融緩和を実施。アベノミクスは世界からも注目されました。さらに、特定秘密保護法も押し切りました。官邸主導の政治を実現し、「安倍一強」と言われ、霞が関の官僚から怖れられました。


 


私自身、ジャーナリストとしては、安倍政治に距離を保っていました。森友・加計問題などで、テレビのコメンテーターとして批判したこともあります。


しかし、政治家となって、半年たって痛感しているのは、安倍さんの胆力です。反対の声を怖れず、突き進む力には脱帽しています。


政治家は決断しなければなりません。そして決断した後、その結果がどうなろうと受け入れなければなりません。その覚悟が必要なのです。私自身、高岡で政治をやるにあたり、胆力をつけたいと思っています。


トップ写真:安倍元首相宅への弔問を終えた丸川珠代氏(2022年7月9日 東京)


出典:Photo by Takashi Aoyama/Getty Images


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