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フランス、猛暑の次は嵐

Japan In-depth / 2022年7月22日 18時0分

 例えばパリ市(https://www.paris.fr/pages/la-canicule-5469)では、自然の木陰が多い庭園や、霧の噴射施設、噴水などのウォーターポイントなど涼しく過ごせる場所、水を確保できる場所を地図にまとめて情報提供。ブラニャック市(https://www.mairie-blagnac.fr/actualites/plan-canicule-lespace-seniors-accueille-aines.html-0


)では、エアコンが設置された共同エリアを提供し、猛暑で健康被害を受けやすい高齢者などを受け入れた。ボルドー市では、プールが無料開放され多くの客でにぎわった。(https://www.sudouest.fr/gironde/merignac/vague-de-chaleur-en-gironde-piscine-gratuite-a-merignac-11679387.php



フランスの暑さ警戒アラート一覧


レベル1-季節モニタリング(緑)


レベル2-暑さ警告(黄色)


レベル3-猛暑注意(オレンジ)


レベル4-最大の警戒(赤)


 


◯ジロンド県で大規模な山火事


 コートダジュールなど夏は毎年暑い地域では乾燥が進み大規模な山火事が頻繁に起きるため、夏になるとバーベキュー禁止などの対策が取られるが、今年は、例年よりも暑さが厳しかった南西部でも大きな山火事が起きた。ジロンド県では7月12日から二つの大きな火災が発生し、20日の時点で合わせて2万600ヘクタールが焼け、観光客と住民の3万6750人が避難。5件のキャンプ場では、炎によって90%が破壊される被害にあっている。


 また、この大規模な山火事に対応するため、フランス全土から約2000人の消防士と、活用できる全ての航空機が動員された。中には約20年前に設置された冷房しかないような環境の中、消防士たちは寝る間も惜しんで消化活動にあたったのだ。20日には、マクロン大統領が現地に赴き、消火活動にあたっている消防士たちを激励した。


 また、火災発生源の原因の一つが放火だった疑いがあるとして、司法当局は39歳の男性の身柄を拘束。すでに放火の前科がある男性で、目撃情報では火が出た際に男性の車が近くの路肩に止まっており、その場から離れた後に火がでたということだ。放火で有罪が認められれば、最大、懲役15年、15万ユーロの罰金刑を受ける可能性がある。


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