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アルゼンチン加盟に“待った”か 印、中国の影響力増大を懸念

Japan In-depth / 2022年7月29日 11時0分

 アルゼンチンの現政権内で“陰の実力者”とされる反米親中派のクリスティーナ・フェルナンデス副大統領の存在感がますます増しており、アルゼンチンが外交・政治面でも一層中国寄りになる可能性も指摘される。これだけ中国の影響力の増すアルゼンチンがBRICSに加わろうとすることにインドが反対したとしても不思議ではない。アルゼンチンはこれまで9回もデフォルト(債務不履行)に陥り、今も、財政赤字と対外債務問題で四苦八苦しており、「BRICSの一員になるだけの経済力があるのか」といった意見も欧米の有力金融機関の間で取りざたされている。





 インドの有力紙「ヒンドゥスタン・タイムズ」の経済アナリストは「BRICSは新規加盟について全会一致を原則としている」と指摘した上で「インドは加盟条件の厳格化を求めている」と述べている。インドがアルゼンチンの加盟申請に“待った”をかけ、BRICSの加盟拡大を阻止する可能性は否定できないと言えるだろう。





(了)





写真)アルゼンチンのフェルナンデス大統領(左)とクリスティーナ・フェルナンデス副大統領(右)(2020年3月1日、アルゼンチン・ブエノスアイレス)





出典)Getty Images South America





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