1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

置かれた場所で咲きなさい  「高岡発ニッポン再興」その22

Japan In-depth / 2022年8月2日 16時3分

借金が40億円もあり、危機的状況だったのです。取引先銀行は7つありましたが、そのうち5つの銀行は、取引をやめました。板谷さんは、残る2つの銀行のトップに面談し、「命がけで再生しますと頭を下げました。さらに、トップセールスで官公庁の大型物件の設備投資などの受注に力を注ぎました。


「人の3倍働く」をモットーに率先垂範の姿勢を貫きました。社長が働けば、部長も働き、社員も動くというのが板谷流の姿勢です。借金も数年で片づけたというのです。


北興は、ゼオンノースと社名を変更。今では従業員250人の企業になっています。


私はふと思います。人生とは、まさに、何が起きるかわかりません。板谷さんは大学に進学し、大手商社に入っていたかもしれません。また、甲子園に出場して、プロ野球に入った可能性もあります。


ただ、地元に残って仕事をする。そして全力投球する。それが、今のゼオンノースの礎を築いたのは間違いありません。甲子園に出場しても、出場を逃してもやはり大事なのは「置かれた場所で咲きなさい」という精神なのです。私も、高岡市議会議員として、この言葉を胸に刻んで邁進します。


トップ写真:横浜野球場で東京 2020 オリンピックの15日目にチーム米国とチーム日本の間の金メダルをかけた試合でピッチングする岩崎卓投手 2021年8月7日 神奈川県横浜 (本文とは関係ありません)


出典:Photo by Steph Chambers/Getty Images


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください