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ロシア、国連で孤立化深まる

Japan In-depth / 2022年8月4日 18時0分

2回目の投票では、4位につけた北マケドニアとの争いとなった。第6回まで投票が行われたが、ロシアも北マケドニアも3分の2の投票を得ることが出来なかったため、6月16日に再度投票が行われた。5回の投票でも結果が出なかったため、7月11日に再度5回の投票が行われたが、ロシアは当初より支持を減らして94票から101票程度しか獲得できず、北マケドニアは72票から74票程度の支持で、やはり結果が出なかった。そのため、選挙は再度延期されることになった。


ウクライナでのロシアの軍事攻撃が続く中でロシアの支持票が増えることは考えにくいため、次回の投票後にロシアが立候補を継続するか取り止めるかが注目されるが、継続の場合は理事国が一カ国欠ける異常な状態が生まれる事になる。このような場合は、両国とも立候補を辞退して、第三国が選ばれることが多いが、ロシアはさらなる孤立化を恐れて立候補にしがみつくことも考えられる。いずれにしても、ロシアが国連の主要機関の一つから締め出される事態になっている。


トップ画像:ニューヨークの国連本部で開催された第76回国連総会でのロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相(2021年9月25日)


出典:Photo by Eduardo Munoz - Pool/Getty Images


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