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外国人が理解不能な旧統一教会問題

Japan In-depth / 2022年9月6日 23時0分

ある友好国の外交官に至っては、「旧統一教会の信者は殺人など重い犯罪を犯したのか」「自民党に旧統一教会と無関係な議員はいないのか」といった、初歩的ながら極めて本質的な質問を繰り返していた。


うーん、これでは彼らに今の東京の雰囲気を正確に理解することは難しいかもしれないな、と思った。


更に、日本をよく知る外国人は、「これは自民党の一部が言う『魔女狩り』ではないのか、最終的には『そして誰もいなくなった』となるのではないか、『旧統一教会』以外の宗教団体は事態をどう見ているのか、これが日本の内政に及ぼす影響はどの程度か、そして、そもそもこの『事件』はいつ終わるのか」といった質問を連発する。


勿論、筆者に明確な答えはない。「何かがおかしい」ことは間違いないのだが、「何が如何なる理由でおかしい」のか、「問題を解決するには何をすれば良いのか」などについて、国民的コンセンサスは未だない。今も状況は星雲状態、この状況は当分続くだろう。関係各国が日本の内政に注目し始めたことだけは間違いなさそうだ。


〇アジア 


5日から始まるウラジオストクの「東方経済フォーラム」に中国全人代の栗戦書常務委員長が出席するという。7日にはプーチン大統領も参加するので、中露会談もあるのだろうか。内容的には中国がロシア傾斜を深めるかどうかが焦点だが、少なくとも、中国がロシアと「縁を切る」ことは当分なさそうだ。


〇欧州・ロシア


ジョンソン英保守党党首の後任にトラス外相が選ばれた。党首選挙は全国党員が郵送やオンラインで投票し、トラス外相が8万1326票、対抗馬のスナク前財務相が6万399票だったそうだ。うーん、投票総数は15万票以上だが、自民党と比べれば「非常に多く」、米大統領予備選に比べれば「まだまだ少ない」。どちらが良いのか?


〇中東


先週「アフガニスタンに再び『力の真空』が生まれることは必至」と書いたが、5日スタン首都のロシア大使館前で自爆テロ事件が起き二人の大使館職員を含む 6人が死亡したという。原因は未解明、稚拙な憶測は慎みたいが、こうしてロシアが狙われるのには何か必ず理由があるはずだ。米軍撤退後、ロシアは何をしてきたのだろう?


〇南北アメリカ 


ペンシルベニアの上院議員選挙でバイデンとトランプが火花を飛ばしている。バイデンは同州フィラデルフィアで行った演説でトランプ氏を「過激主義者であり、米国の脅威だ」と攻撃。トランプは同州ウィルクスバリで「『国家の敵』はバイデン氏と彼を操っている取り巻き連中だ」と反論。ペンシルベニアの結果は次期上院の帰趨を決める。


〇インド亜大陸 


インド初の国産空母「ヴィクラント」の就役式典にモディ首相も出席、「インドは独自技術で巨大空母を国産化できる国のひとつになった」と胸を張ったそうだ。インドも中国に続き、今頃複数空母保有に動いているが、今の空母は昔の「戦艦大和・武蔵」と同じはずなのだが・・・。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ写真:統一教会本部で行われた合同結婚式前日のオリエンテーションの様子(2016年2月19日、韓国・加平) 出典:Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images


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