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比大統領 国連演説で南シナ海に言及

Japan In-depth / 2022年9月23日 18時0分

 


★台湾を巡る米中緊張にも懸念


 こうした現状を踏まえてマルコス大統領は演説の中で「意見の相違は国際法とりわけ国際海洋法条約によって平和的手段で解決されるべきだ」との姿勢を改めて強調した。


 さらにマルコス大統領は中国を念頭にして「アジアでは戦略的、イデオロギー的緊張が高まっており、これまで築き上げてきた平和と安定が脅かされている」との見解を示した。


 これは台湾を巡って中国と米の対立激化への懸念も含まれているとの見方が有力で、米中双方に自制を求めた形となった。


 


★在米フィリピン人とも交流


 マルコス大統領は9月18日から24日の予定で訪米しているが、18日米東部ニュー


ジャージー州の空港到着直後には在米フィリピン人コミュニティーとの集会に出席した。


 熱狂的に迎えられたマルコス大統領は「皆さんの誰もが大使である」と述べてフィリピンと米国の交流の懸け橋になって欲しいと述べた。


 フィリピン人のメイドや肉体労働者(OFW)は世界各地で就労しており、その数は約1000万人といわれている。


 このOFWのフィリピン人が祖国の家族などに送金する金額は約300億ドル以上といわれフィリピン経済の一翼を担っている。


 こうしたことからフィリピン大統領の外遊では当該国で働くフィリピン人との交流が恒例となっている。


 マルコス大統領の国連演説に中国、そして中国と領有権問題のある各国首脳がどう反応し、どういう姿勢を示すかが注目されている。


トップ写真:ニューヨークの国連本部で開催された第77回国連総会(UNGA)で演説するフィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領。2022年9月20日


出典:Photo by Anna Moneymaker/Getty Images


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