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ウクライナ・クリミア大橋爆破の意味

Japan In-depth / 2022年10月12日 18時0分

今週はオーストラリア出張を入れた。豪州は何度か訪れているが、いずれも短期間のシドニー出張ばかりで、恥ずかしながらキャンベラには一度も行ったことがない。今回はオーストラリアからインド太平洋地域を眺めるという、過去数年間温めてきた視点を模索する旅になりそうだ。という訳でこれから出発する。報告は来週に!


〇 アジア


北朝鮮がミサイルを打ち続けている。朝鮮労働党創党77周年記念日を迎え、2週間の大規模軍事演習も公開した。金正恩は韓米合同演習などを「無責任な情勢激化行動」とし、「対話する必要性を感じない」と述べたそうだ。「朝鮮半島の緊張は高まる」と報じられているが、本当に緊張が高まって困るのは北朝鮮側ではないのか。


〇 欧州・ロシア


ベラルーシ大統領が「ベラルーシに対する明確な脅威に対抗する」ため、同国軍を「ロシア軍と共にウクライナ周辺に配置する」よう命じたという。同大統領は「ベラルーシを戦争に引きずり込む」ために、ベラルーシへの戦争を仕掛けるよう後押しする動きがあると述べたそうだ。でも、それって実はプーチンのことではないのかね?


〇 中東


先週ニューヨーク原油市場で、WTI原油先物価格が約1か月ぶりに一時、1バレル=93ドル台まで上昇した。OPECプラスが来月以降の原油大幅減産を決めたため需給が引き締まる、という市場の判断なのだろう。それにしても、ロシアは仕方がないにしても、サウジの政策が本当にサウジのためになっているのかには疑問がある。


〇 南北アメリカ


米中間選挙まで1か月を切った。バイデン大統領の支持率回復が足踏みする中、トランプ派候補のスキャンダルも浮上し、選挙戦の行方は見通せないという。ガソリン価格が再び上昇に転じたが、6月の連邦最高裁が「中絶」の権利を否定したことで、女性有権者登録が急増し、民主党には追い風が吹いている。読みにくい展開だ。


〇 インド亜大陸


特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ写真:クリミア大橋爆破への抱腹として、ロシアがウクライナ全土で行ったミサイル攻撃により破壊された車。(2022年10月11日 ウクライナ・キーウ) 出典:Photo by Ed Ram/Getty Images


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