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米欧、ウクライナ防空を強化

Japan In-depth / 2022年10月21日 23時55分

 


米紙ニューヨーク・タイムズによると、ウクライナはロシアによる高性能ミサイルを使用した攻勢が再開された場合に備えて、西側に高度ミサイル防衛システムの提供を求めている。例えば、米国の高性能地対空ミサイルシステムNASAMS。これは30キロから50キロをカバーし、米国の首都ワシントンもこれで防衛されているという。


 


NASAMSには戦闘機を撃墜し、ドローンや巡航ミサイルに対応する強力なレーダー誘導ミサイルが装備されている。米政府はNASAMSを2セットほどウクライナに提供する意向だ。加えてドイツは、同国製のIRIS-T対空防衛システムを4セット供与する。




写真)Recon Clash-22と呼ばれる軍事訓練に、ポーランドやエストニアの兵士らと参加する第101米空挺師団の兵士 2022年10月15日 ポーランド・ソリナ


出典)Photo by Omar Marques/Getty Images


 


■欧州の空も対象


 


一方、ドイツや英国、ノルウェーなど西欧15カ国は最近、近距離および中長距離の射程を持つ防空システムの共同調達を目指すことで合意した。DPA通信によると、弾道ミサイルの防衛能力不足に直面しているドイツではイスラエル製の迎撃システム「アロー3」が調達候補に挙がっているという。欧州15カ国は兵器の共同調達を通じ、ミサイル防衛を強化する「欧州スカイシールド・イニシアチブ」の実現を目指す。


 


また、ウクライナ兵の訓練をEU内で開始する意向だ。ただ、一部のEU加盟国は域内でのウクライナ兵の訓練はEUがウクライナ戦争に巻き込まれるリスクをはらんでいると慎重だ。これまでEU域内で訓練を受けたウクライナ兵は存在するが、訓練は米軍によってドイツで行われていた。


 


ウクライナ戦争は開始以来、8カ月が経過しようとしているが、西側諸国はウクライナに対する人的、物的の両側面で支援を強めている。


 


(了)


 


トップ写真:NATO シールド演習に参加するポーランド空軍のミコヤン MIG-29 戦闘機は、。NATO の連合軍空軍、ポーランド空軍、米国空軍は、ポーランドの F-16 と米国の F-22 の最新航空機能力を実証した。 2022年10月12日 ポーランド・ラスク


出典:Photo by Omar Marques/Getty Images


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