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市民との対話はどこに 「内部協議」と「私の考え」 「高岡発ニッポン再興」その47

Japan In-depth / 2023年1月13日 11時0分

しかし、平成22年と言えば、13年も前です。その時に作った報告書をもってして、市民の皆さまの理解を得ているというのは、私にとって説得力のある答弁にはなっていませんでした。財政環境や市政を取り巻く環境が大きく違っているなか、報告書そのものが古すぎます。


また、市民からは、「どうして急に博物館なのという思いがある。市民が強く要求したのでしょうか。もし要求しなくても、市民との対話が必要。新たに博物館整備に関する各界・各層からなる検討委員会を再度設置して、緻密に検討すべきだ」との指摘もありました。


私が驚いたのは、博物館の移転が総合計画に位置付けられていないことでした。総合計画というのは、地方自治体が行政運営を行う際、最も上位の計画です。どのような自治体を目指すのか、そのためにどのような施策を行っていくのかなどを盛り込んでいます。歴史文化都市高岡にとっても、博物館は極めて重要なコンテンツです。巨額の経費もかかります。それなのになぜ、総合計画に入っていないのでしょうか。


大型箱物建設は、たとえ時間がかかっても、総合計画に計上して、委員会で財源や施設規模などに様々な角度から検討してもらうのが、筋だと思います。


トップ写真:高岡市立博物館(筆者提供)


(つづく)


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