LA郊外銃乱射、容疑者の男とは
Japan In-depth / 2023年1月24日 14時41分
ちなみに、SWCといえば1995年2月に「マルコポーロ事件」で某大手出版社が自主廃刊に追い込まれた事件を思い出す。しかし、SWCは決して政治的圧力団体ではない。今回もクーパー師は信仰の自由の観点から、中国によるウイグル弾圧を厳しく批判しているが、これは設立以来SWCの一貫した姿勢である。
ユダヤ教のラビが中国のイスラム教徒の信仰の自由を守ろうとしている。日本内外の宗教団体の多くが沈黙を守る中、SWCの行動には一本筋が通っていると思う。人権擁護、人種・宗教等による差別を声高に批判するのがユダヤ系団体ばかりというのでは、あまりに情けない話ではないか。
〇アジア
中国疾病予防コントロールセンターは、1月13-19日にコロナ関連の死者が1万2658人、今回の感染拡大で全人口の約80%がコロナに感染したとの見方を示したそうだ。ええっ、ゼロコロナじゃなかったの?人口の8割といえば12億人が感染したというのかね?中国はいつも極端から極端に振れる国、どちらも全く信用できない。
〇欧州・ロシア
ドイツは最新鋭戦車の対ウクライナ供与の判断を先延ばししたが、これって、ドイツ国防相が交代したことと関係があるのだろうか。確かポーランドはドイツ製同型戦車をウクライナに供与したいけれど、ドイツの了解が必要という話もあったと記憶する。ドイツの国内は相当混乱しているのだろうか。気になるところだ。
〇中東
昨年末に連立政権が発足し首相に返り咲いたばかりのネタニヤフ・イスラエル首相が内相を解任したそうだ。最高裁の罷免要求に抗し切れなかったという話だが、イスラエルの民主主義は本当に大丈夫なのか。この戦いはイスラエルの超保守派と比較的穏健な法曹界との争いであり、これで終わることとは到底思えない。
〇南北アメリカ
バイデン大統領の私邸や事務所を捜索して機密文書が見つかった件で、ホワイトハウスはバイデン氏の個人弁護士が司法省に「自発的かつ積極的な申し出」を行った結果だと述べたそうだ。リベラルメディアはトランプ氏が機密文書を持っていたケースとは質的に違うと大統領を擁護しているが、「どっちもどっち」ではないのかね。
〇インド亜大陸
特記事項なし。今年はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ写真:NYマンハッタンで、65歳のアジア系アメリカ人女性がヘイトクライムの被害に遭ったことについて抗議する親子。(アメリカ・ニューヨーク、2021年3月30日)
出典:Photo by Michael M. Santiago/Getty Images
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