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官邸の稚拙なリスクマネジメント

Japan In-depth / 2023年2月5日 7時56分

もともと記者側は、総理の発言の真意を探ろうということだったのだろうが、某氏は自分の意見(しかも差別的な本音)を記者に開陳してどうするのか。わざわざ格好のネタを提供してしまったわけで、危機管理的にはバツである。全国放送で繰り返し放送される事態になっているわけだから。自分のキャリアにマイナスなだけでなく、政権にもダメージを与えてしまった。


正解は、余計なことは一切言わない。もしくは、「総理の意図はご本人が言った通りです」くらいだろう。


記者はどんな手を使ってでもネタを取ろうとする。油断は禁物だ。自分の番記者(担当記者)だからといって気を許してはいけない。番記者があなたを褒めそやしたり、ライバルの情報をこっそり耳打ちしてくれたりするのは、あくまでネタが欲しいからである。それを忘れて、軽口をたたいたり、リップサービスをすればとんでもないやけどをする。今回その好例がはからずも世に出た、ということだ。取材をされる側の方はくれぐれもご用心を。それと、官邸は危機管理スタッフの人選を再考した方がいいと思う。老婆心ながら申し添えておく。


トップ写真:岸田文雄首相 2023年2月4日 東京・首相官邸


出典:首相官邸


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