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「ミモザの日」を祝おう 伊大使館でイベント

Japan In-depth / 2023年2月15日 0時20分

■ そもそも「ミモザの日」とは?





「国際女性デー」は、毎年3月8日に制定されている。1904年にアメリカ合衆国のニューヨークで、参政権のなかった女性が労働条件の改善を求めて起こしたデモを受け、ドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが、1910年の国際社会主義会議で、「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日と提唱したことに端を発している。





では、なぜ国際女性デーのシンボルとして、ミモザの花が用いられているのだろうか。





一つ目は、ミモザの花言葉にその理由が隠されている。ミモザの花言葉は「安全」「愛」。フランスでは「私がどれほどあなたを愛しているか、誰にも分かりはしない」という意味を込めて、母親や祖母に対してミモザの花を贈る慣習があるという。





そして、ミモザは寒い冬が終わり春を告げる2〜3月に花を咲かせることから、「幸せの花」と呼ばれていることにも由来している。イタリアでは3月8日を「FESTA DELLA DONNA(フェスタデラドンナ)」=「女性の日」として、男性が女性に旬のミモザをプレゼントする習慣があることから、国際女性デーの別名として、ミモザの花が使われるようになったのだ。





しかしダヴィデ氏によると、ミモザを待ちゆく女性に配るようになった理由は、ミモザがどこにでも咲いている安い花であり、誰でも手に入れることができたことが大きいという。上記に挙げたようなミモザの持つ意味が、女性のイメージとぴったり合うことに気づいたのは後の話なのだそうだ。





鮮やかな黄色い花は太陽をイメージさせ、厳しい冬の寒さに耐えてきた人々の心を明るく照らす『冬の太陽』としても親しまれてきた。





■ 国際女性デーとしての他のイベント





1975年に国連によって「国際女性デー」として正式に制定されて以来、「女性の生き方を考える日」として様々な活動が行われている。SDGsの5つ目の目標にも「ジェンダー平等を実現しよう」と掲げられている。









▲写真 SDGsが掲げる17の目標。5つ目にジェンダー平等についてが掲げられている。 出典:UN WOMEN





日本では、HAPPY WOMAN実行委員会が「国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA」というイベントを開催している。ている。Googleは毎年3月8日に検索ロゴを国際女性デーに合わせたものに変更し、ミモザの日の存在を多くの人に知ってもらおうと努力している。









▲キャプチャ 2021年の国際女性デーのGoogleの検索バー





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