中国、トリレンマをどう乗り切る?
Japan In-depth / 2023年2月22日 7時0分
〇アジア
北朝鮮の金与正党副部長が「太平洋を射撃場として活用する頻度は米軍の行動にかかっている」と表明したそうだが、メディアはこの種の発言を大きく取り上げ過ぎではないか。日本列島上空を越える形の弾道ミサイル発射を警告したというが、本当にそうか。深読みし過ぎではないか?
〇欧州・ロシア
ウクライナ問題とスパイ気球などをめぐり米中の外交当局の鍔迫り合いがヒートアップしている。ブリンケンが「(スパイ気球の飛来は)二度と起きてはならない無責任な行為だ」と言えば、王毅は「(米国が)武力の乱用で中米関係を損なったことを直視し解決するべきだ」と反論。これでは米中関係改善の兆しは見えてこないだろう。
〇中東
国連安保理がヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地の拡大に「深い懸念と失望」を表明する議長声明を全会一致で採択したそうだ。民主党といえば一昔前はイスラエル一辺倒だった記憶があるが、時代は変わるものだ。尤もネタニヤフは昔極右だと思ったが、今や中道に近付いている。イスラエルはちょっとやり過ぎではないか。
〇南北アメリカ
カーター元大統領(98)が自宅でホスピスケア(終末治療)に移行することになったという。カーター大統領といえば、筆者が留学時代に米大統領選挙を勉強した際の大統領候補だったので、特別の思い入れがある。当然ながら大統領は一期で終わったが、米大統領としては最も正直で善人だったと思う。いつまでもお元気で!!
〇インド亜大陸
特記事項なし。今年はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ写真:ミュンヘン安全保障会議に登壇した中国の王毅共産党政治局員(2023年2月18日、ドイツ・ミュンヘン)出典:Photo by Johannes Simon/Getty Images
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