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「仕事という戦場で戦う」マラソンを始めた理由 「高岡発ニッポン再興」その70

Japan In-depth / 2023年4月18日 11時0分

さて、本番です。快晴の中、風の音を聞きながら走るのは、至極の贅沢でした。新湊大橋から見る、真っ青な日本海。青空にくっきりと浮かび上がる立山連峰。空気も澄んでいました。出発点は、わが母校高岡市立志貴野中学の近くで、大仏通りの実家の前も通りました。なじみ深い土地も、いままで車で通りすぎただけの町も、自分の足で踏みしめると、違った風景に見える。


初めてのマラソンをなんとか完走できました。タイムは5時間20分55秒。総合順位は6880位。1万2041人の参加なので、半分ぐらいの順位でした。ただ、完走だけを目標にしていた自分にとって上出来だったと思いました。


ご当地マラソンというのは、経済効果を期待しています。確かに、多くの県外客が宿泊し、お金を使いました。富山最大の観光資源である自然をアピールできたのは、大きなメリットです。


ただ、それとは別に、富山に一体感が生まれるという効果も大きいのです。コースは富山、高岡、射水の3市だけなのだが、県内各地からもたくさんの人が参加しています。こうした参加者が「頑張れー」「頑張れー」の声援を受けるのです。小さな子供から、お年寄りまで沿道に出て応援してくれます。この声援があったからこそ、私は途中で退場する気にはなれませんでした。今年もこの一体感を味わいたいですね。


トップ写真:2016年、富山マラソンのスタートラインに立つ筆者)筆者提供


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