現状維持派候補当選も台湾断交説消えず-大統領選後のパラグアイ
Japan In-depth / 2023年5月10日 8時18分
ペニャ氏はこの問題について「司法当局の判断に任せる」としているものの、「カルテス氏の強大な影響力を無視することは不可能」(現地有力紙)との見方が一般的。米国はカルテス氏の身柄引き渡しを要求しているとも伝えられる。駐アスンシオン外交筋は「カルテス氏の処遇をめぐりパラグアイ新政権の対米関係が悪化し、そこに中国がつけこみ、親中路線への転換を迫る可能性がある」と述べている。
パラグアイの外交路線転換があり得る最後の理由は、ペニャ氏自身の“変身”の可能性である。実は昨年12月、コロラド党の大統領候補を決める大統領選予備選の際、ペニャ氏が台湾断交に言及したことがある。同氏はその後、この発言を取り下げたが、自身が中国との国交樹立の経済的メリットを認識しているのは疑いないとする見方も有力。パラグアイの台湾断交・中国との国交樹立説は当分、消えそうにない。
(了)
トップ写真:パラグアイのペニャ次期大統領と会談するフランシスコローマ教皇(2023年1月20日、バチカン)
出典:Photo by Vatican Media via Vatican Pool/Getty Images
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