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「高岡発ニッポン再興」その105 「移住新時代」に新たな戦略を

Japan In-depth / 2023年11月4日 7時0分

島根県は、高齢化率が全国一という不名誉な地位に長くいたため、定住対策などを必死で取り組んでいます。


私は6年前に、藤山さんから「1%移住戦略」を聞いたのですが、今は当時より、ずっと移住しやすい環境が整っています。コロナをきっかけに、リモートワークが広がったからです。大事なキーワードがあります。「転職なき移住」です。(編集部注:移住に際して、転職経験のない方)令和4年3月、パーソル総合研究所は「地方移住に関する実態調査(Phase1)」を発表しましたが、「転職なき移住」が、53・4%に上りました。(注1)


また、移住に伴う年収変化は、58・6%が「変化なし」と回答しています。つまり、これまで地方に移住すれば、仕事を辞めて、年収が減るという見方がありましたが、その前提が崩れようとしているのです。


政府は「転職なき移住」の旗を振っています。その大きな流れをどうとらえるのか。高岡市にとっては大きなチャンスなのですが、ほかの市町村も手をこまねいてはいません。「移住新時代」が到来しました。私は高岡市議会議員として、勝ち抜くための新たな戦略を提言していきます。


注1)編集部注:移住に伴う転職・職務変更について聞いたところ、「職務に変化無し」と答えた人の割合が53.4%だった。


(出典:パーソル総合研究所「地方移住に関する実態調査(Phase1)」)


トップ写真:ほうれん草を収穫する農業従事者 (イメージ:本文と関係ありません)


出典:JUNKO TAKAHASHI/a.collectionRF/GettyImages


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