1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「高岡発ニッポン再興」その110 古城公園の「バリケード」から分かったこと

Japan In-depth / 2023年11月19日 11時0分

▲写真 古城公園に放置された木(執筆者提供)





高岡市は11月から樹木の伐採を始めました。来年2月まで実施します。その間に伐採される60本の木について、市民会館跡地に置くというのです。30年間の樹木管理行動計画に基づいた伐採です。しかも、それは既定路線でした。5月に作成された業者と取り交わされ契約の中で、伐採された木については、「市民会館跡地に搬入する」と盛り込まれていました。





私は愕然としました。高岡市議会の6月定例会で、市民会館の跡地について質問した際、当局は、史跡調査を実施すると答弁しました。先ほどお伝えしたように、10月18日の委員会でも、史跡調査の話しか出ていません。樹木の置き場ということは一切触れていません。私は裏切られたような気持ちになりました。市民会館の跡地について市民に聞かれるたびに、「史跡調査をするけど、何も決まってない」と答えていたからです。そして、11月15日の委員会で、当局に質問しました。「いつ木の置き場にすることを決めたのか」。





返ってきたのは、釈然としない答弁でした。伐採する木がある程度まとまった量になることが分かったので、市民会館跡地に置くことを決めたというのです。5月にすでに、業者と取り交わした文書の中で、「市民会館跡地」と明記されているにもかかわらず、最近決まったような答弁になっています。





高岡市では、伐採した樹木に関して来年3月に無償配布する方針です。そして4月以降残った分に関しては、処分するとしています。





「美しい古城公園」を取り戻したい。私はその一心で高岡市と向き合ってきました。しかし、なかなか、難しいですね。古城公園だけではなく、高岡市役所にも見えないバリケードがあるのです。





トップ写真:古城公園の工事用のバリケード(執筆者提供)




この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください