トランプ返り咲きならウクライナ失われる 【2024年を占う!】国際: 2つの戦争の行方 その2 ウクライナ戦争
Japan In-depth / 2023年12月15日 11時0分
▲写真 ゼレンスキー大統領(2023年11月4日 ウクライナ・キーウ)出典:Photo by Viktor Kovalchuk/Global Images Ukraine via Getty Images
また、気がかりなのがウクライナ国内でのゼレンスキー大統領と前レズニコフ国防相ら側近との間の緊張関係である。レズニコフは9月に国防相職を解かれたが、反転攻勢が思うような成果を上げずにいる中で軍事戦略で相違が表面化したことや軍の調達をめぐる汚職などが背景にあるとされている。国内の指導体制に揺らぎが出てくると、軍事戦略や戦況に影響を与える可能性が出てくる。
来年の米国の大統領選挙は、単にウクライナへの影響だけでなく、米国の民主主義のあり方や国際政治全般に大きな影響を与えうるため、来年の一番の関心事になるだろう。バイデン大統領が再選されれば、ウクライナへの軍事的・財政的支援は継続されるだろうが、当面共和党がどこまで歩み寄れるか関心が持たれる。
ウクライナへの財政的支援の多くは、実は米国内での軍事物資の補充と近代化に当てられるので、共和党の地盤にも多くの軍需産業があるため、何らかの妥協が生まれる余地はある。その後は大統領選での結果次第と言える。
(ネタニヤフ政権、紛争後支持失う恐れ 【2024年を占う!】国際:2つの戦争の行方 その1ガザ戦争 はこちら)
トップ写真:ウクライナのバフムトに展開するウクライナ軍(2023年12月8日)出典:Kostya Liberov/Libkos/Getty Images
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