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都知事選、小池氏再選は固い【2024年を占う!】国内:東京都政

Japan In-depth / 2023年12月26日 17時0分

都心の再開発、ますます進んでいるが、少しだけその動きに抗う行動がでてくるようになった。神宮外苑の銀杏並木をはじめ、世論の動きで反対が広がった。銀杏並木の伐採については小池都知事が世論の動向を慎重に検討しているほどである。





たいていの場合、都市再開発は止まらない。何十年にわたる地権者の説得をしてきたディベロッパーと地域の組合や行政機関の努力の結晶のようなものだ。地権者はそれなりの対価が得られるし、街が出来上がることへの盛り上がりもある。空間、景観、眺望、ノスタルジックな風景だけが失われるだけだ。





そんな中、渋谷で興味深い動きがみられるようになった。それは39階建てのパークコートの近くに新たな巨大タワマン開発の計画が明らかになり、パークコートの住民が反対運動を始めている。「タワマン戦争」という言葉さえ言われているなど、住民の権利などを巡った闘争である。都市再開発が高度を上へ上へと進めば進むほど、少し年代が古い開発地域は割を食う。1つの開発でタワマンがたてば、その周りはその高度を越え、よりよい魅力づくり=良い眺望を得ようとする。渋谷のケースはこうした高度を巡った競争が住民間のトラブルを誘発していく前兆かもしれない。





麻布台ヒルズをはじめ、東京の再開発はますます進む。OECD30位くらいの、先進国とは言い難い状況にある中で、東京だけが繁栄していくのだろうか。世界的に見ても魅力も多く、競争力の高い都市ではあるものの、東京は防災面でも脆弱である。そこに住む住民のウェルビーイング(幸福度)についても明らかになっていくことだろう。デジタル庁が進めるウェルビーイング指標で明らかになる事だろう。





とはいえ、行政の方がしっかり頑張ってくれて、都市開発についても色々と問題を抱えながら進んでいくだろう。2024年も皆さん頑張っていきましょう。





トップ写真:小池百合子都知事(2023年3月29日東京都・千代田区)出典:Jun Sato / GettyImages




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